世の中、私のように小道具に気をとられる人がいるようで、ネット検索してみたらある方のブログで、仏壇のカップはイギリスの「ブルーウィロー」というたいしたものであることがわかった。じゃ、うちのは…。きっとマネしたものだろう。
事務員の上村(余貴美子:昔から大好きな女優)が自分のために丁寧に丁寧に淹れる紅茶のセットがいいんだわ~。これは、はっきりはしないが、ヘレンド社ではないかと、そのブログの主はいう。花柄の描き方が日本の細密画風で、きっとジャポニズムがヨーロッパで流行した時代に焼かれたものなのかも知れない。この事務員さんのも、アンティークな碗皿に見えた。
事務所も、若い夫婦の住まいも実に細部まで凝ったセット(実際にロケ地にあったものかも)で、調度品の一つ一つが気になってしようがなかった。それと音楽も。チェロが聴きたくなったのは私だけではないと思う。
最後に食べ物!
ふぐの焼き白子のおいしそうなこと。火鉢に網をかけ、そこであぶった白子を二人がパクリ。佐々木社長(山崎努)の食べ方がいい。酢の物じゃなくて今度は絶対あぶりだと思った。もちろん、今は、物をおく台になっているわが家の火鉢に炭をいれて、である。
笑って泣いて、調度品を愛で、チェロを聴き、白子を食べたくなった映画だった。
8 件のコメント:
おくりびとの映画は先日上海行きの往復で見たのですが、画面が小さくてやはり 映画のような大画面で見ないと感動が少ない気がしました。もちろんその小さな小道具までは目が行きません。途中放送アナウンスなどで中断されたりと短い飛行時間ではゆっくり見られません。やはり映画はヨーロッパやアメリカなど長時間で見ないと。
飛行機内で観る映画は、新しいものが多いですよね。私も国際線でブラピとジュリア・ロバーツの『メキシカン』(だったかな?)を字幕でみたのですが、かなりつまらない映画で、「飛行機の中でみたせいかな~」とそのときは思っていたのです。が、あとで自宅でみてやっぱりつまらない映画でした(^^;
上海行きだったら、大スペクタクルの王朝ものとか、「グリーンディステイ」みたいな大河風ロマンスをみたいものですよね。
ヨーヨーマでいいですか(謎)
白子は無理ですがイカは期待・・・できるかどうかは不明(謎)
お陰で、益々、この映画が楽しみになりました。ありがとう~(^o^)丿
そういえば、アメリカの往復で何を観たんでしょう>ぢぶん
すっかり忘れています(+_+)
はいっ、ヨーヨーマ様、大好きです(^^)
そのときには紅茶をお供に聴かせていただきます。あ、今度は大倉陶園にさくらの紅茶でお迎えしますね(自宅のときには)
白子も好きですが、イカはもっと好きです(^^)
焼き白子なら、鱈でもいい(^^;\ソコカヨ
大好きなんですよ。呑み屋でよく注文します。
映画で出た白子は、ものすごく大きかったんです。私の食べた酢の物のソレは小さかったんだけれど。
「困ったことに、うまいんだな、これが」
のセリフがよかったです。
その歯科衛生士さん、
夫の病院の看護師さん 転じて、
納棺師さん になった女性と、
似ているような感じがします。
『おくりびと』は、
封切りの翌日に観ましたが、
仏壇のコーヒーカップには、
まったく目がいかなかったので、
(他にも目がいかないことは
沢山あるでしょうが…)
やはり、もう一度、
今度はDVDで、観たいと思います。
by ファゴット
いえいえ、本来は本筋以外に気をとられてはいけないものだと思います。私の場合は、洋風陶磁器にかかわった直後だったので、碗皿に目がいったものかと(^^)
納棺師に転職された方の話、ファゴットさんにmixiで聞いたときは驚きました。いったい何が決意させたのか、お話を伺ってみたいものです。彼女自身のことで「物語」ができそう。ファゴットさんのまわりでもドラマが起きていますね。
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