2011年8月27日土曜日

杉本博司展レセプション

一人の作家を一年間にわたり内容の異なる4つの展覧会で紹介するという大胆な試みの企画展です。8月28日(日)は4番目となる《宗教》のオープニング。その前日27日。内覧会のレセプションに招待されました。本来はT市美術館に行かなくてはならない日だったのですが、ナマ杉本さん見たさにMIMOCAへ行くことにしました。

招待を受けた理由は、MIMOCAの市民サポーターとして案内のカード(入場料2割引の特典あり)を100枚配って、それなりの集客に貢献したご褒美です。一般のお客より一足先に展示をみられるだけの招待かと思っていたら、それだけではなく、杉本さん本人のご挨拶も聞くことが出来た上に、軽食!そのまた上に首藤さんのダンスパフォーマンスもみることができました(これについては後ほど書きます)

MIMOCAのアートゲートで挨拶される杉本氏(中央)

杉本さんのスピーチで
「最初に予算を提示されたとき、それは4回のうちの1回分だと思った。ところがよくよく聞いてみると1年間の全展覧会の予算。でも、MIMOCAの1年間通してひとりの作家の展覧会をする、という世界にも例を見ない試みに、心意気を感じて引き受けた。NYからの飛行機代(ビジネスクラス)も自腹です。節約のために展覧会用の作品は4回分を一度で運んだ」
の裏話が披露され、会場が笑いに包まれました。

乾杯はグレープフルーツジュースで。軽食時には缶ビール、ジュース、お茶が用意されていました。昼間飲むとダルくなるので、このあとはお茶(缶)で我慢。

一番先にいただいたのは坂出名物、八十場(やそば)のところてん。MIMOCAは食べ物選びにもセンスがあるなあ、とつぶやきながらツルツル。一突き一突き丁寧に器にいれてくれます。酢醤油もしくは黒蜜でいただきますが、私は酢醤油で食べました。

バーベキューの「豚肉のコンフェ」が今までにない豚肉のおいしさでした。コリコリしているのに、サクッとした歯切れよい豚の焼肉。いったいどんな下処理を施したのでしょう。味付けは塩コショウに何か他の香辛料。ソース不要のおいしさです。



全体はこんな雰囲気。都会から、あるいは杉本さんの関係者でNYから来た人もいたかも知れません。私はというと、田舎ではあまりみない女性のファッションに目が釘付けでした。バシバシ画像をとりたかったのですが、さすがに遠慮しました。素敵な人がたくさんいたのに残念。

この建物のすぐ東側がJR丸亀駅。駅横が美術館というのは全国でも珍しいそうです。さて、展覧会の内容《宗教》はまたのちほど。4回すべて見ましたが、最終回の《宗教》が一番好きでした。

2011年8月25日木曜日

高校生はノリがいい

小谷展二度目のギャラリートークのお相手は美術科の高校生でした。25人の中で一人だけ男の子。怖じたようもなく大したもんです。ギャーの嬌声が鳴り響いたのが『ターミナル・ドキュメンツ』の渦。赤から白に変わるときの轟音に女の子たちの驚く声が鳴り響き…。監視員が「今までで1番ノリのよいお客さんですね」とそっと耳打ちして笑う。反応がよいのでこちらも張り合いがありました。今、無事終了したのを「一人祝い」しサンマルクでアイスコーヒーを呑んでいます。満席。ご褒美に電車の時間まで百田尚樹の『モンスター』をしばらくここで読みます。

2011年8月21日日曜日

締めてみたいなあ


「締めてみたい」のは首ではありません。帯のお話です。着物も置いているリサイクルショップで、大胆な花柄の帯を見つけました。葉の形から想像すると、おそらくこの花はボタンかと思われます。


 家に戻って裏をみたら、あれれ…、全く別な柄です。しかも名古屋帯の仕立てではありません。裏は男物の羽織の裏地のような柄行です。これはもしかしてリバーシブル帯、すなわち昼夜帯でしょうか?それとも袋帯、あるいは丸帯になるのかなあ。帯は案外に形や長さがバラバラだったりと、好き勝手に仕立ててあるものが多いので、ナンダコリャと、首を傾げることが多いのです。

 さて
この華やかなボタンの帯をどうしたかというと…
 ジャン!
数年前から壁を飾っていたこの黄色い袋帯
(銀糸が使ってあるのでいかにも袋帯っぽい)
と交換したのです。


毎日眺めていたら、この黄色い帯にも飽きてきました。これはホコリをはたいて、クルクル巻いて戸棚へ。











新しく壁を飾ったのがボタンの帯。
いや~、ご~~じゃ~~すぅ~~~

近いうちに友人のKさんを家に招きませう。

隣にも披露しなくちゃ。


シミもあちこちにあるので、最初は全く締めるつもりはなかったのですが、うっとりと眺めているうちに、シミも気にならなくなり、壁に吊りっぱなしにしておくのが惜しくなりました。今年はもうボタンの季節は過ぎてしまって無理だけれど、来年の初夏には一度ぐらい締めてみたいなあ。

さて、ここで、ちょっと自慢。この帯はいくらで買ったと思いますか?
実は、前のタピストリにしていた黄色い袋帯も、今度かったボタンの帯も500円ぽっきりです。
こんな値段なら毎月替えてもバチはあたらない☆\(^^;)

2011年8月19日金曜日

サブリナっぽく

まずはドレスをとくとご覧ください。
サブリナを演ったときのオードリーを彷彿とさせませんか(自画自賛)


 ずっと以前、NHKのTV番組テキストに載っていた「ハンカチから作る人形のドレス」を作ってみました。実は何ヶ月も前にページをコピーしてはいたのですが、可愛くて安い(高いものはいくらでもあります…)ハンカチに巡りあえずせっかくのお裁縫レシピ(?)があわやお蔵入りか、と危ぶまれたのですが…。

デパートのワゴンセールでやっと見つけました!若い女性に人気のブランド物で、値段はバーゲンで315円。上質な綿ローンでピンクのバラがツボ。また黒に白のドットの縁もまあまあ理想とおり。まあ、本音をいうとスカラップの縁が欲しかったのですが、完璧を狙うといつまでも出来ないのでこの辺りで手を打ちました。


 ミシンは使わずに手縫いで仕上げたのがこれ。だって、ほんの数センチ縫うのに、ミシンを使うほうがよほどに面倒。しかも綿ローンは実に実に繊細で、ミシンでが~っ、とやるのには不向きです。ギャザー寄せが一番の難関で、人間のスカートの10倍ほどの量を小さい見ごろ(胴体)にくっつけるのに苦労しました。

後ろはこんな風。しらゆきさんはジュリア・ロバーツも真っ青な、きれいな背中の持ち主でしょ。製図どおりの見ごろは22センチの人形(リカちゃん)用だったのでちょっと窮屈でした。それで白い透明のボタンをつけて、それに糸でループをつくってひっかけています。ネックレスは私のブレスレット。ジョークでトマトソースのパスタを持たせました。お嬢様は衣装持ちなので汚しても気にしないのであります。

殿も美形な人形を気に入ってか、しらゆきさんをちょっとどかす時は
「ごめんよ、しらゆきさん、ちょっとそっちへ行ってて」と優しく声をかけています。私に対してよりもずっと…。

☆時事メモ:前原さん出馬するの?
☆ババメモ:ブサイクなヒマワリばかり咲くので引っこ抜いた。

2011年8月18日木曜日

『幸福な生活』~オチは次ページ1行目!~

『幸福な生活』百田尚樹著(ひゃくたなおき)
18の短編からなる本です。第1話の「母の記憶」を布団の中で読んでいて、そして最後の一行(ほとんどが「」つきの会話文)にガツンとやられました。

翌日にまた布団の中で読んだのは2話「夜の訪問者」。第1話で学習したので、これはどう納まるのだろうと、ページをめくったら… 全身総毛立ちました。

作者の遊びで、オチ(?)のひとことがページをめくった第1行目に書いてあるのです。作者は読者を手玉にとって楽しんでいる!どれもこれも苦くて寒いので夏の夜にはぴったりかと。

好きだったのは「ママの魅力」!これはジ~ンと来ます。唯一切なさの中にも温かさを感じるお話だと思います。ひとつの話が短く読みやすいのでおすすめです。

余談ですが、美容院でカットをお願いしているKさん(40代?)が『永遠の0』に大感動したそうで、カットをしてもらいながら読書談義という珍しいパターンとなりました。3年ほど担当してもらっていたのに本好きということも、共通の「好きな作家」がいたことも知らなかったのです。次回からは面白い本の情報交換ができそう。

☆時事メモ:救命胴衣は必ずつけたい
☆ババメモ:犬はデッキの下で昼寝。ヘビとか怖くないのか…

2011年8月7日日曜日

厚化粧の真澄様

『ガラスの仮面』の47巻が出ていた。帯には厚化粧の紫のバラの人が…。こりゃ誰だと首を傾げていたら、帰りがけに目にしたポスターで判明。デーブさんだった。おかしくて店員さんにことわって画像を撮らせてもらった。店員さんが笑っていた。デーブさんは嫌いではないが、やだよ、こんな真澄様は。

2011年8月6日土曜日

調べ物

狼に育てられた子
血天井、養源院
毛綱
楠木正成
悪魔のいけにえ
鍾乳石
ユング「赤の書」
カピバラ
パイソン
羊たちの沈黙
キャリー
地獄の門「インフェルノ」
瀕死の奴隷(ミケランジェロ)
東大寺戒壇院四天王
都はるみ「北の宿から」

などなどなど… 何やら怪しいことばかりネット検索をしている。
ずべて小谷元彦展に関する調べもの。
私は見なかったけれど、ボランティア仲間の〇田さんはレンタルしてきたホラー映画の金字塔「悪魔のいけにえ」をみたそうだ。勇気がある。さて調べ物もまもなく終わる。もう怖いものは出て来ない。やれやれ。