2005年12月22日木曜日

宮様の金平糖


京都市の「緑寿庵清水」の金平糖。これをみて、紀宮様と黒田慶樹さんの披露宴の引き出物とすぐわかる人は、かなりの皇室フリークかな。 マスコミに話題になって以来、入手困難になった金平糖を 琵琶湖のほとりに住む旧友が送ってくれたものだが


金平糖と一緒に有田焼きの「ボンボニエール※」が同包してありさすがと感服。 舌に転がし、ほのかにしみだす梅味を楽しむのが王道(?) なのかもしれないが、せっかちなわたしは他の飴と同様に カリカリと噛み砕いてしまう。
※ボンボニエールとは

2005年11月23日水曜日

舞台作り

午後9時過ぎまで舞台づくりをする。 古いホールなので反響板を自分たちで設営しなければならない。 設営後、簡単にリハーサル。






23日は朝からゲネプロ(本番そのままの模擬舞台) 午後2時からいよいよ定演本番。 楽しむぞ、あしたは! …と自分にいいきかす。実はメチャメチャ緊張している。

2005年11月13日日曜日

ステージ衣装


先ほどコーラスの臨時練習から戻った。小腹が空いたのでカップヌードルをおつまみにビールをプシュっ。
本番を10日後にひかえ、わが混声合唱団もいい意味で緊張感に 満ちている。ただ、「亜麻色の髪の乙女」まで硬い表情で、しかも棒立ちで歌うので「せめてこれだけはからだをゆすってノリよく歌いましょう」と提案。

指揮の先生も「はいは~い気分は20歳のつもりで」と笑わすのだが いざからだをゆすってみると、それぞれのノリ具合にズレが(嗚呼) 画像はステージ衣装のひとつ。これでナイトクラブのバイトはちょっと無理ですね(雇ってもくれないでしょうが)

2005年10月26日水曜日

リンゴドクガ


サクラソウらしき葉に毛虫が二匹。
棒でつつくと、クルリと丸まって防御態勢をとる。その姿は
タンポポの綿毛のようでかわいらしい。これがドクガの
毛虫だというのだから驚く。

リンゴドクガ と、名前はかわいい。

2005年10月24日月曜日

『ジェームズ・アンソール展』

ベルギーの異端の巨匠、ジェームズ・アンソール(画像は彼の作品)に ついての講演会を聴く。講師は岡山大学の先生。午後一だったので 「眠くなりそうでヤバいのよ」とわけを話し、ボランティア仲間のMさんも一緒に 後ろの席に座ってもらう。

寝ないようにと一応踏ん張ったが、やはり無駄な抵抗で、睡魔が襲って 来るたびに体が揺れる。資料を落とさなかったのが奇跡なほどだった。 ただ講義のメモは生還するたびに何とかとった(ポーズでもあったが) 苦闘の30分が過ぎやっと眠気が去ったころ、入れ違いに一つ前の席の Iさんの頭が大きく揺れる。大柄なのと流行の髪型のせいでなんだか 鏡獅子の頭のようだ。

Mさんいわく 「ももゆきさんはすごい。肝心なところになるとハッと起きて しっかりメモをとってましたよ。神業です」 褒めてくれたのは嬉しい。でもねー、Mちゃん その字はミミズがのたくったような状態で、 全然読めないの 。

2005年9月29日木曜日

シャクトリムシ



これこそ、自分を褒めてあげたい発見です。
何も説明はいりません。じ~っと1枚目と2枚目をごらんください。
この精巧な枝ぶり!神様は腕がいい。

2005年9月1日木曜日

「アメリ」

シラク大統領もベタ褒めだったという2001年の フランス映画「アメリ」が今夜衛星放送であります。 言いたいことが山ほどあるのですが、ひとつだけ。 アメリ(ヒロイン:オドレィ・トトゥ)のベッドサイドの 豚のスタンドが実にかわいいのです。ご注目!

この映画は東京でみました。スペイン坂を上がったところにある、ミニシアターです。まわりはおしゃれな大人の人が多く、そのこともあり、特に印象深い映画となっています。

2005年8月31日水曜日

落花生99日後


5月24日に土手に植えた落花生 の、99日後の様子。たった3本の苗が畳半分ほどに拡がったが、プランターで育てられないわけが理解できる。



いかにもマメ科らしい、マメ科マメ科した花。

この黒々とした茎のような根のような
触手。不気味ですねー、実はこれは花が終わって変化したもので、この触手が地下にもぐってゲリラ活動をする。 そして、瓢箪のような落花生になる。

2005年8月28日日曜日

最後の読書会

読書会を主催するY先生(宗教学専門の大学教授、60代半ば)から、こんな話があった。 「残りの人生で、あと何冊本が読めるのだろうか、と考えました。貴重な残りの時間は本当に読みたい宗教の本を丁寧に真剣にみなさんと読んでいきたいと思います。それでもよかったら今後もご参加ください」

月一の読書会も、参加して3年は経つだろうか。 あらゆるジャンルの本が課題になってきたので、自分からは絶対に手に取らない本、例えば「イコノソフィア」(中沢新一著)「誰か『戦前』を知らないか」(山本夏彦著)など、苦手なジャンルも多くて気が重いときもあった。

何とか3年続いたのは感想後の雑談がおもしろかったせいだろう。ちなみに昨日は「ナショナリズムの克服」(姜尚中、森巣博)が課題本。姜尚中氏を知ったのは大収穫。 Y先生が宗教学を究めたいように、私もミステリーやラブストーリーや、植物の話、美術の話をもっともっと読みたい。残念だが読書会は退会しようと思う。きっとY先生ならわかってくださるだろう。

読める本には限りがあるのだと、先生の言葉で気づかされた。言葉が心にしみた。

2005年8月25日木曜日

『ピーターラビットのおはなし 第1巻』

知っている人にとっては誰でも知っている事なのでしょうが、私は知りませんでした。あのピーター・ラビットのパパはうさぎパイになって 人間に食べられてしまったのだそうです! ほのぼのモードのあの童話に、そんな シビアなことが描かれているとは。

人にきいた話なので確かめるべく、いまさらですが 「ピーター・ラビットのおはなし」(福音館書店)を
読んでみました。母うさぎがこどもたちに、おとうさんはマグレガーさんの畑でつかまり奥さんに肉のパイにされた。だからあの畑に行ってはいけません、と注意する場面で父うさぎの死因があかされるのでした。すごい内容ですね、全く。

2005年8月11日木曜日

『半島を出よ』(上)


今話題の本、村上龍の書いた「半島を出よ」(上)を読む。下巻をすぐに読みたいところだが、図書館の予約待ちなので、完結までたどり着くのはまだ先かなあ。

つい先だって衆議院が解散され、国政は混沌としております。このお話は、2010年の話で数年先の話ということもあり、そういう意味でも強い関心をもって読めるのではないかな。 えっと、2010年の与党はどうなっていたっけ… とページを繰るがよくわからん。読みとばしたらしい☆\(^^;)

本を開いてすぐに目次のページ。続いて登場人物紹介に何と6ページも。もっとも登場人物があまりにも一人一人個性が強く、一度読むと忘れないので、意外にも、前に戻って確かめることはそうはなかった。

あ、中身からちょっとずれちゃいましたが、簡単にいうとおもしろい小説でした。「殺し」か「純愛もの」しか読まないこの私がかくも硬派な物語に没頭したのは稀なこと。

ずれついでに、表紙カバーのヤドクガエルって本当に存在するらしい。あまりにも芸術的な模様だったのでてっきりCGデザイナーの創造物だと思ったのだった。

2005年7月24日日曜日

手術

            

13日、 病院へとびこんで、手術台に至るまでがおおよそ3時間半。恐怖を感じるまもなく、気がついたらマナ板の上に転がっており、頭の上には照明が10個ついた器具があり、スポットライトを浴びていた。まるで未知との遭遇の円盤みたいだった。

「おなかをきれいにしますね」と、ヘソのゴマの掃除をしてもらう。ゴマがあんまりなかったようで、「きれいだ」と褒めてもらった。ヘソをほめられたのははじめてだ。

「音楽を聴きますか?」と看護師がヘッドホンを持ってきたがすでに手術室にはBGMもかかっていたし、執刀の進行を耳で確かめたかったのでお断りする。執刀前が「サウンド・オブ・サイレンス」、手術たけなわのときは「素顔のままで」(ビリー・ジョエル)だった。

「ただいまから手術をはじめます。よろしくお願いします」 とまるでドラマのように先生がまわりに声をかける。 「メス」…う、ついに切る。もしかしたら電気メスかなあ、だってハンダゴテのような匂いがしたもの。時々グッとヘソの上あたりをひっぱられてるような感触があった。

切り取った盲腸を見せてください、とお願いしていたのだが、切除してすぐ先生がみせてくれたソレを、ど近眼の目を細めてみる。さっきまで私の体の一部だったソレは血まみれでちょっと太目の粗びきソーセージのようだった。これは組織検査に出すのだそうだ。 お腹を縫って手術終了。

その直後に寝た状態のままレントゲン。 「もしかして腹の中に器具のおき忘れがないかチェック?」と邪推。 そのまま4人部屋の病室へ運ばれる。
翌朝、隣のベッドの人が
「先生も、手術室の看護師さんも、美形ぞろいやったろー」 と声をかけてきた。
「先生はなかなかの男前だったけれど、看護師さんはマスクをかけた顔しかみていない」 と答えると 「そりゃ残念。病院側も気をつかってこの世の土産に美形を取り揃えているらしいよ」
と術後まもない私を笑わす。あとで知ったのだが、彼女はがんの手術をしたのだった。

※画像は手術の翌日、運動がてら、売店まで行ったときのもの。点滴のお供を連れて歩いたのは初めてだった。もちろん、携帯OKの場所で撮影をした。

2005年6月25日土曜日

ギンナンの本葉

もう芽がでないとあきらめて、ポリポットのギンナンを土に埋葬し、そのまま忘れていた。
それが昨夕のこと、花壇のアップルミントの葉をむしって食べながら、ふと見ると、ミントの中にギンナンの本葉が出ているではないか。嬉しくて嬉しくて、蚊に刺された足をかきかき健気な葉をデジカメで撮りまくった。
ただ、こんなところで大きくなられても困る。どこに植えようかと呻吟中。なお、これはイチョウのオトコなのでギンナンはならない。オンナを連れてこなきゃ。それにしても何て嬉しいのだろう。四国の片隅でわたしは叫ぶ。Sさ~ん、東京からやってきたイチョウがこんなところで芽吹いたよ。

#ギンナンの♂♀の違いはここで

2005年5月9日月曜日

『対岸の彼女』

図書館に予約していた本が来た。ー私っていったいいつまで私のまんまなんだろうー で物語は始まるのだが、子供の公園デヴューでつまづき公園ジプシーするヒロインが描かれていたりするので子育てがずいぶん昔だった私にとっては、へえ、ほう、と驚くこと多し。

女特有のこだわりが描いてあるのは乃南アサと似ているが、文章はあっさりかな?もっともあのアサ様のネチっこさが 良かったりもしますが。本の厚さは2.3センチ。ゆうべは本をとり落として寝てしまっていた。この調子だと読了まで時間がかかりそうだ。
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<続き>
さきほど読了しました。 恋愛のれの字もない、殺人もおきない、離婚して生きなおす、なんてこともない、女の大成功した起業物語でもない、それなのにドラマチックでした。葵とナナコの、葵と小夜子のそれぞれの向きあい方を「対岸」と称したのかなあ、と思っている。時間をからめてうまく進行展開し、緻密に構成された小説でした。等身大の冒険小説といえるかな。身の回りにはまだまだすごい題材があるんだとほとほと感心しました。おもしろかった~。

最初の印象とは違って乃南アサとはまったくタイプの違う作家だった。どちらかといえば村田喜代子に似てるなあ、と感じた。つまり、かなり私の好みってこと。女たちの静かな雄叫び(雌叫び?)が聞こえる。おすすめです。

2005年4月15日金曜日

五ツ葉のクローバー

四ツ葉のクローバー探しのプロ、と自負。プロは人並み以上のことをして「いい仕事」ができることを 実績で示さねばならない、ということで実績をおめにかけます。

↑四ツ葉の束と五ツ葉のクローバー→ 最高は昨年の六ツ葉ですが、残念ながら画像はありません。

2005年4月14日木曜日

少女と花かんざし


近場の神社で花見をしたときのスナップ。 「枝を折っちゃダメよ」と注意するのも忘れてみとれてしまった かわいい女の子。

誰かに似ているな、とずっと思っていて、今気がついた。サンタフェで写真をとったころの宮沢りえに似ていたのだ。 あのころの、ふっくらとした彼女を彷彿とさせる少女だった。

2005年4月5日火曜日

おうちでスタバ












もらいもののコーヒーセットにミルクシェイカーが ついていたのでさっそく試す。スタバもまっ青の立派なカフェラッテかな、それともカフェモカか?


チョコレートシロップもついていたので、ハートを 描いてみた。ちょっとイビツかな

2005年3月29日火曜日

映画 『日の名残り』

春の陽気の空の下、家にこもってスプーン磨きなどという辛気臭いことをやっていると妄想がわく。 2×4建築の我が家も、たちまち、映画「日の名残り」風のお屋敷となる。わたしは下女なのだ。磨きながら鼻歌なんぞ歌っちゃいけない、エマ・トンプソン様は耳が敏くていらっしゃるもの。きっとしかられる。傷つけないようにと、指で磨いてたって埒があかない。

えーい、面倒だ、スポンジとクレンザーでやっちゃおう。というわけで、ピカピカになった。紅茶でものむことにしよう。

2005年3月28日月曜日

モズの仕業

夏椿の枝に妙なものが刺さっている。 近寄って観察してみると、干からびてはいるがどうやら魚らしい。ハエもたかっている。枝をかきわけて匂いを嗅いでみたら、干物のような匂いがした。

すぐ裏を流れる川の魚なのだろうが、まさか自分で枝に刺さりに来たわけでもないと思うので、鳥の仕業に違いない。こういう習性のある鳥というとモズだ。 正直にいうと鳥の名前はさっぱりわからない。判別できるのはスズメと野バト、サギ(これも種類が多い)、カワセミ、ツバメ、セグロセキレイ、キセキレイ、ヒヨドリぐらいのもの。 枝の干物(?)の発見で、モズがいるらしいことはわかったものの、再びハンターの姿を見つけるのは難しいだろうなあ。

2005年3月24日木曜日

ツクシ

雨後はチャンスだっ、ということでザルを持って土手へ。軍手を濡らしながらザルいっぱい収穫する。

指先をアクでそめながら、ハカマをとること30分。終わったときは肩がガチガチに凝っていた。 さっと茹でて水に放つ。流しに捨てた茹で汁は、毒にも薬にもなりそうな怪しいミドリ色をしている。

夕餉に卵とじされて登場する前に、少しだけの予告編でラーメン。何だかラーメンがはしゃいでいるような。またツクシ採りするかって?やなこった~。ハカマとりは疲れる上に、アクで爪は黒くなる。おまけにあれだけ時間かけて、卵とじは一呑みでおしまいだもの。
ツクシ料理は一季節に一回で上等!

2005年3月12日土曜日

おすわりするミニブタ


ミニブタがいるという喫茶店に行った。仔豚のころから飼っているそうで、大の風呂好き。夏場は週一で子供用のポリ風呂容器でバシャバシャするとか。

ママさんが「おすわり!」というと画像のようにちゃんと聞き分ける(うちの子より賢い)食事はピッグフードがあるとかで、人間さまの食事より高価だと飼い主さんがこぼしていた。 なお、本日は某獣医さんのところで年に一度の定期健診(^^;があるそうだ。この日には県下のミニブタが勢ぞろいするのだそうだ。

また、リードをつけてお散歩をすると、通りすがりの人やトラックやバスからの熱視線を浴びると聴き、ちょっとうらやましくなった。

「じゃ、ばいばいしようね」
とママさんがいうと、言葉を理解するのか、細長いシッポをフリフリして裏へ消えた(厨房ではない)この日のランチは豚肉がメインだったが、先に食べていてよかった。

2005年3月1日火曜日

映画 『愛と青春の旅立ち』


<原題 "AN OFFICER AND A GENTLEMAN” 1982年アメリカ>BS2で放送されたのをみる。劇場を含めると、おそらく5回はみているこの映画。 それなのに、ザック(リチャード・ギア)が 教官に しごきを受け、ついには「僕には行くところがない」 と泣く場面では 一緒にオイオイ泣いてしまう。

もちろん、一番いいのがラストシーン。 ここに来ると、寝転がっていた身を立て直し、 正座なんぞ しちゃってハッピーエンドへのエクスタシーを迎える準備 を するわけなのだが。 紙工場で作業する工員(その中にはポーラの母もいる) の羨望のまなざしを集めるなか、海軍士官の眩し過ぎる 白い制服に身を包んだザックがポーラを迎えに来る。 シンデレラのごとく、新世界へ旅立つのだ。 きっとポーラはこのあと任地のハワイとかいって仕官の 奥様として暮らすのねえ。めでたし、めでたし。 単純明快な、愛すべき、そして今でもお気に入りの映画。