2009年12月25日金曜日

プリンタ騒動記

近所のAさんがパソコンを買ったのが半年前。
メールを送れるようになるまでに1ヶ月かかったそうで、つい数日前にも
「楽しんでますか」と聞いたら「ボチボチ」との返事。

そのAさんから「年賀状を印刷しようとしているのだけれど、プリンタが動かない」
とのヘルプコール。現場(?)のプリンタをみてすぐに原因がわかった。
ハガキの投入場所が間違っていたのだ。

普通、プリンタの頭の右側にハガキの束をいれるのだが、逆の左に入れたために
プリンタが紙をひきこめなかったのだ。説明書をちゃんと読んでくれ~、と心の中で叫ぶ。

ハガキ投入の場所をかえ「これで大丈夫」…
なはずが、今度は黒のインクだけ、何故か印字されない。
聞けば中古の機械で、1年ほど起動させていないものらしい。

ノズルの詰まりだ、と察しがついたのでチェックしてのちお掃除。
なんとか印刷ができるようになったので、コーヒーをご馳走になって帰る。

で、数時間経って…
「宛て名印刷が途中でとまり、ウンともスンとも言わなくなった」
再訪して、プリンタの印刷ジョブを確認。
うっ…怖ろしい量のジョブがたまっている。
きっと何度も何度も「印刷」をクリックしたのだろう。とりあえず全部削除。

う~ん、と考えたのち、え~い、やっちゃえ、と強制終了し再起動。
プリンタも一度電源を落とす。
もう一度印刷を命令して、さて、動くか。おっ、成功。
無事にすべての印刷が終わるまで、Aさんちの飼い猫と遊ぶ。
年賀ハガキ印刷終了。

帰路、わが家の年賀状案を考える。本当はよその心配している場合じゃないのだ。
全く手付かずの年賀ハガキがうちで待っている。

2009年12月21日月曜日

気になるポメラ


発売以来、ずっと気になっている。ミニワープロ(?)ポメラ
デジタル機器なのに、どこかアナログ的で、人によっては全然役に立たないモノだと思うのだけれど…

それでもついつい価格を調べてしまうこの未練がましさ。
後継機器が発売され、旧型が半額に近い金額になってきたことも
心を揺さぶられる原因のひとつ。

2009年12月20日日曜日

天空の席で第九


恒例の第九がまもなく開演。
舞台袖でオーケストラが楽器の音ならしをしている。
あれぇ、ボレロのテーマをホルンがならしている。今からの演奏は、第九だというのにぃ。

陣取った席は3階の張り出した席で、一番好きなところだ。チケットは2枚もらったが、「地デジのアンテナをチェックしたいから」と直前に殿に逃げられ、1人の鑑賞となった。

指揮は林直之さん。京大の物理工学科から芸大の指揮科にうつったという変り種なお方だ。スラリとしたスタイルとさらさらヘアーが魅力的で、指揮棒に力が入ると、髪がとびはねてさらにパワーが増すように思えた。棒振りのキレがいい。昨夜、TVで「のだめカンタービレ」をみたせいか、千秋様と林様がだぶってみえた。

2009年12月16日水曜日

ナイフを洗う


近場のショッピングモールの百均で果物ナイフを買い、洗面所へ直行。パッケージをゴミ箱へ捨てたのち、洗面台でナイフを水洗い。バッグに入れながら視線を感じたので、鏡で確認したら、隣で手を洗いながら、横目で見ている女の人が。

チラっと目を向けたところ、その女性は目をそらす。ここにきて自分がいかに怪しい行動をしていたかを自覚。

急ぎ足で、モール内にあるくるくる寿司屋へ。殿、義母、関西から墓参りにやってきた義姉、が先に席についているはずだ。義母と外食のときには、必ず果物ナイフを持って出るのだけれど、きょうはうっかり忘れてしまい、急遽、買いに走ったのだ。

「洗面所で洗っていたら、隣の人が目をあわさなかった」
と報告したところ、義姉が「そらそうやろ~」と爆笑。

義母の隣に座る義姉にナイフを渡し、ついでにお世話もバトンタッチ。卵やアナゴ以外は噛み切れない92の義母には、外食ではナイフが不可欠なのだ。入れ歯は本人が拒否し、今は歯茎で噛んでいる。なかなか義母もたくましい。

それにしても… 家の中にこれ以上、果物ナイフが増えることがありませんように。

2009年12月9日水曜日

『新参者』東野圭吾

  Amazonの紹介ページには
「最後のドミノを倒した時の達成感は、作家として初めて味わうものだった」
と、著者の言葉が綴られている。それぞれの登場人物の織り成す模様がどのように連鎖していくのかな。

第1章 煎餅屋の娘、8日読了
第2章 料亭の小僧 9日読了

章題だけ眺めていると時代小説みたい。加賀という刑事がおもしろい。
きょうの夜はがんばって第3章 瀬戸物屋の娘 第4章 時計屋の犬 まで行こう。
気になるのが4章の犬種。レコード屋ならビクター犬のフォックステリアなんだろうが、きっと雑種だろうな。

2009年12月5日土曜日

欲しかったケトル




ずっと欲しかった、IH対応のドリップ用ケトル(ニトリ)をやっと買う。
ツヤ消しのステンレスなので手入れをさぼっても目立たないところがなおいい。

さて、注ぎ口からの湯。滝の白糸のよう。

2009年12月4日金曜日

シリコンバレーの合唱団



来秋、合唱交流予定の合唱団「コラール・コスモ」の演奏。
のびやかな歌声が気持ちよい。
さてさて、無事に私たちはサンフランシスコへたどりつけるのだろうか。

2009年12月3日木曜日

夢のツーショット




11月22日の「日曜美術館」。
ふんぞりかえって視聴していた私が、歓声をあげて姿勢を正す。
ナンタルチア、サンタルチア、かの姜 尚中様と、一番好きな作家、村田喜代子様とが同じ画面にうつっている。(画像はTVからの盗撮。本当は掲載はダメなんだと思う)ああ、夢のツーショット!

ルネサンスとバロックの美術作品の比較が非常におもしろかった。村田様が「偶然にバロック真珠のイヤリングをしてきて…」とご自分の耳元を触ってらしたが、ホントかしらん☆\(^^; 以前NHKの俳句番組にも出ていたが、そのときよりおしゃれになっていてほほえましかった。だってあの頃は、三つ編みした髪を頭にクルリと巻いていた記憶があるから。あの髪型は古すぎ…。

おふたりに一番ききたい質問はこれ
「初対面の印象はどうでした?」
はい、決してバロックやルネサンスのことじゃない。

ついでのついでにもう一つ。
中條誠子アナも大好き。着ているもののセンスがいい(スタイリストがついているのかな?)
彼女の美しい発声や音域も気持ちがいい。調べてみたら初任地が高松だったそうだ。そのころは香川にいなかったのでローカルニュースをみていないのが残念だ。

2009年11月29日日曜日

「霧の森」へ

 合唱団のレクで四国中央市(旧川之江市など含む)の新宮にある「霧の森」へ。参加者13名が4台の車に分乗して出発。到着してすぐ速足で「ふれあい館」になだれこむ。目的は入手困難と評判の「霧の森大福」(画像は公式ページの借り物)を買うため。それぞれに目標の箱数を買いホッと落ち着く。ちなみに帰りの車中で、運転手のK氏がひとつ箱をあけ、同乗していた3人で、口の周りを抹茶色にしながらハフハフと食べる。K氏のおごりの1個だったのでおいしさが増した。




 
「霧の森レストラン」で食事。”山の幸をいかした料理”が売り。メニューに猪丼があったが、猪も山の幸かと妙に納得。向かいの人の猪丼をながめつつ、知人が猪と車で衝突し、昇天したその猪を食べた話を披露(実話)さて、この上の画像の橋、名前が「どうなるばし」。いわれをいろいろと詮索して楽しむ。

 最後に「霧の森茶フェ」の茶プチーノ。
450円。コーヒーならぬほうじ茶のカプチーノ。味は… びみょ~~。


≪おまけ≫
合唱団のブログ管理者の私はデジカメは必携。ところが、持参したカメラはSDカードの入れ忘れ。仕方がないので携帯で撮る(涙)

2009年11月22日日曜日

思わず買ったもの




スーパーでひと目見て虜(とりこ)になり、思わず買ってしまいました。
つくづくとバカですねえ。

ペンギンちゃんの上クチバシを押すと、ぱっか~んと口を開き
「まあまあ、どうぞ」と除菌シートを出してくれます。

今も食卓の上に置いていますが、じっと見ているとペンギンというより
ひしゃげたドラえもんみたい。

2009年11月21日土曜日

並んだ並んだ




近所の美容院の塀に、なにやら黄色いモノが行儀よく並んでいる。近寄ってよくみたら、カリンの実だった。熟して落下したものを毎日置くうちにこうなったのだろうか?それとも子供のいたずらか?

美容院の人に聞いてみたいのだが、行きつけの店ではないのでちょっと恥ずかしい。

それにしてもカリンは丸々とおいしそう。これでそのままかじれないなんて、何と罪作りな果物であることか。

2009年11月20日金曜日

トラな車




数週間前、「おいしかったから行こう」と叔父夫婦に誘われ善通寺のラーメン屋へ。
麺もスープも満足いくものだったが、一番印象に残ったのが表の車。
阪神タイガース仕様の車に圧倒されて、味の印象がどこかへ行ってしまった。
来年の干支だから、TV局やらが取材に来るかな?

ところで、この車の車種はなんでしょうね。

2009年11月18日水曜日

リカちゃん人形のそのまた人形

今年8月、孫1号の誕生日にリカちゃんのドレスルームをプレゼントしたのだが、以来、ずっとリカちゃんが気になっていた私…


とうとう、ヤフオク経由でこんなものを手に入れた。ハコモノ+ドレス+小物+リカちゃん2体をそれなりの値段で落札。ただ、送料がちと高かった。リカちゃん本体が手元に来たので、これでヘタクソながらも手作りで洋服を縫い、孫にもまたプレゼントしてあげられるかな(あくまでも願望)


上の画像なかほどの、ピンクのドレスのリカちゃんをアップにしたのが左画像。このリカちゃんが抱いているのがまたまた「人形」。リカちゃん人形が人形を抱いているなんてすごい発想。





しかも、この人形は、洋服も着せ替えできるようになっている上に手足も動くという優れもの。本体2体よりもこちらの方がおもしろい。USBメモリーほどのサイズなのに手を抜いていないタカラはすごい。

2009年11月17日火曜日

”うそつき”


袖部分だけ長襦袢もどきになった半襦袢と、腰巻下部分がすべりのよい生地で、着物からチラ見えしてもよいように工夫された、上下のセットを”うそつき”と着物用語で言う。

通常、着物を着るときには下着に相当する肌襦袢と腰巻、その上に長襦袢と、着物を実際に着るまでに二つのハードルがあるのだが、この「うそつき」では二つが合体し、楽に着られるようになっている。きっと着物が日常着だったころの女性たちも、あれこれ重ねるのは面倒だったのだろう。

着付けの本で最初に”うそつき”という名前を発見したときは、ナンジャコラ状態で、説明を読んでも何でこれが”うそつき”なのかさっぱりわからなかった。それが、帰省したおりに偶然母から譲り受け、家で着用してみてやっと「ほ~、それで”うそつき”というのか」と理解できた。袖さえいろいろ作っておけば、どの着物にも対応でき、オールマイティに使える優れもの。

それにしても、例えば「簡易襦袢」とか命名しようと思えばできただろうに、何とストレートな、ネーミングでしょ。昔の女は潔いなあ。

2009年11月16日月曜日

梁を歩く猫のいる喫茶店

15日の日記の続編。
金刀比羅宮で「パリ」を感じたあと、ガラさんの案内で「cafe ハナあかり」へ。古民家の蔵を改造した店内はニッポンの女心をくすぐるものばかりで、あっちをみてはキャー、こっちをみてはキャーの連発。一番大きな座卓風テーブルに陣取ったが、すぐ横の四角い箱の中には猫の置物が。

あら、かわいいと触ってみたらグニャリと柔らかく温かい。何と”ナマモノ”だった。オーダーを聴きに来た店のオバサンが「あら、珍しい。こんなところにじっといて」と猫をちらり。とすると私たちはラッキーだったのか。


その猫ちゃん、ケーキに舌鼓を打ちながらもおしゃべりもし続けるという4人組がうるさくなったのか、いきなり二階席から続く蔵の梁へ移動し、尻尾を高くあげてのモンローウォークを披露。

「落ちないのだろうか」とこわごわ様子を見守る二階客の注目を浴びつつ、交差した梁のところでご休憩(画像をクリックすると見えます)ちなみに名前は「ニャン吉」(雌だけれど)


4人それぞれにケーキを注文しお互いにつつきあって味見。有名な高松のルーブで修業をした若いオーナーのケーキは非常に独創的な美しさにあふれ、当然美味しかった。

私はこの「初雪」を食べたが、食べ比べをして気に入ったのは「モンブラン」。fu~さんは最後の1個のモンブランを運よく「お持ちかえり」。


店の入り口にあった「ニボシと猫」の像。先代のハナちゃん(こっちは雄)という猫で、ペットロスから立ち直れないオーナーのために友人が作ってくれたのだそうだ。「今、こうしてお話しているだけで涙ぐみます」と彼女はウルウル。ニボシまで彫ったところに友人の優しさが滲む。

ニャン吉に逢えるとは限らないけれど、ハナちゃんはいつもじっと待っていてくれるので、おいしいケーキを食べにどうぞおでかけ下さい。


※ 「ハナあかり」を紹介したこんなブログがある。手描きの地図画像までついている。

2009年11月15日日曜日

持ち帰るならどの絵?

金刀比羅宮(香川県琴平町)高橋由一館で開催中の「愛しのパリ展」へ、紅葉狩りを兼ねて行く。参加者は発案者のこめちゃん、そしてfu~さん、ガラさん私の計4人で、道中はガールズ(?)トーク爆裂の鑑賞の旅となった。

はるばるやって来た、三重県立美術館所蔵の珠玉の47作品に敬意を表し(?)
「もしも家に持ち帰るならどれにする?」ごっこをやってみた。画像はすべて、会場でもらったパンフをデジカメ撮影したもの。
 これを選んだのは絵心のあるガラさん。彼女はかつて油絵を描いていたそうだ。荻須高徳『街角』(1929~1930)。実は私、この絵を佐伯祐三と間違えてしまった。


こちらも荻須高徳の上の作品で、上の作品より、およそ6年後に描かれたもの。偶然にもfu~さん、こめちゃんはこの絵がお気に入り。私の以外の3人が数ある画家の中で荻須を選んだ。


私の選んだものはモノクロの版画作品。長谷川潔作(好きなんです)。版画集『ポートレート』全10点のうちの一枚。平原に木が一本描かれている。

この絵、毎日みるたびにきっと葉が増えていたり、あるいは落葉していたり、枝のどれかがなくなっていたり、とハラハラドキドキしそう。実なんぞ成った日にゃ…(あとは各自想像)

2009年11月14日土曜日

アイドル(?)とツーショット



11月3日。鹿児島から四国へ帰る途中に大宰府に寄る。太宰府天満宮の駐車場に車をとめ、天満宮の参道をのんびりと歩く。参道を行き交う観光客が焼きたての梅が枝餅を頬張っている。もちろん我々も、ね。

参道から九州国立博物館へ向かう。トンネルのようになった道が未来世界のようでおもしろい。ただ、懸命に見すぎてすっかり疲れてしまった。もう少し時期が早ければ、あの美しく若い仏像がみられたのになあ…。


大宰府の遊園地入り口で、フレッシュプリキュアに遭遇。「孫がファンなので」とベリーを指名してツーショットで撮ってもらった。横で小学生が笑っていた。

2009年11月13日金曜日

スーパーAZ ー九・旅3ー

10月31日午後、鹿児島での、大宴会の宿が阿久根市だと聞いたので
「TVで出た眠らないスーパーAZ阿久根店に行きたい!」と、即、弟にリクエスト。NHKやTV朝日、たけしの番組でも紹介された24時間営業の巨大スーパーで、以前から興味津々だったところ。AZという名前はA~Zまで何でもそろえています、という意味だそうだ。

昼食を阿久根港の「ぶえんかん」(これまた超人気店)で1時間待ってすませたあと、車2台連ねて目的のスーパーへ。TVの番組レポーターが
「こんなものまであります」と紹介した国旗の金の玉を、実際に売り場で確認し、妙に嬉しかった(バカですね)

店舗の正面左側にはズラリと中古車が並ぶ。当然これも売り物。ちなみに姪のAちゃんは県内3店舗ある中の隼人店(鹿児島空港そば)で中古車を買ったとか。

売り物じゃなかったのは、店の中央入り口で昼寝するアメショの雑種猫ぐらいか。

横の宝クジ売り場のオバサンにえさをもらっていたが、聞けば、この猫、店で飼っている猫らしい。というか、黙認されている猫だろう。名前を聞いたのだが… ポコちゃんだったっけ?(怪しい)

店内では、約30分後に店の入り口で集合と決め、家族それぞれに行動。殿は一番の目的の焼酎売り場へ意気揚々と直行。

制限時間を過ぎ、時間に正確な殿が珍しくも5分遅れてやってきた。しかも手ぶら。
「あれ、焼酎は買わなかったの?」
「おそろしい数の焼酎が並んでいて、選べなかった」と泣きそうな顔。

結局、この日は買わず、翌日再度AZへ出向き、無事6本の一升瓶をお買い上げ。
私が買ったのはタカエビ。甘エビよりも大きくしっかりした味ですっかり魅了されてしまった。次の帰省もこのエビの季節に決めた!

2009年11月12日木曜日

”さゆり”さんの来たパン屋ー九・旅(4)ー

「阿久根に来たときは必ずここでパンを買う」との母のすすめで寄ったパン屋は、国道3号線沿いにありつつも、うっかりすると通りすぎてしまうほどの地味なパン屋だった。

実はこのパン屋、さゆりはさゆりでも、国生さゆりが番組の取材でやって来たそうで、それ以来お客が増え、脚光を浴びているらしい。お店の手書きの広告(?)にも味がある。メロンパンが有名で、他に数種のパンがあったが、どれも80円で安い。


 パンを作っているのは奥にいるおじいさんらしく、黄色いエプロンの女性は娘さんかお嫁さん、というところか。カメラに快くポーズをとってくれた。駐車場がないので、店の前に車をとめ、電光石火で買わねばならない。母としては「有名人が来たパン屋だ」と自慢したかったらしい。

2009年11月10日火曜日

案外知らない身内のこと-九・旅(2)-

阿久根の宿からもどったその夜も、もちろん「呑ん方」(酒宴)は続く。呑んで話して、両親は早々に部屋へ。酔っ払いの男んしが二人撃沈し、結局、最後までお喋りをしていたのは、弟J(長男)のお嫁さん、そして弟Tと、私の三人。

仙台の単身赴任中に、免許皆伝に近いほどに津軽三味線を習得した弟T(次男)に
何で三味線を持ってこなかったのかと、多少恨みもこめて聞いたところ
「久しぶりに出してみたら、皮が破れていた」との返事。
「犬の皮なんだそうですよ」と、飼い犬を思い出したのか、おっかなびっくりの表情で義妹のK子さんが言う。

さらに驚いたことに、名古屋に転勤になってからはフラメンコギターを習い始めたそうだ。
「指使いが独特なんだ、こんなふうに…」と指を動かしてみせる。昔から弦楽器が好きで、学生時代のロックギターをきっかけとし、とことんマスターする姿をみてきたけれど、まさかフラメンコに行くとはびっくりだ。

義妹のK子さんは
「お姉さん、ベートーベンの『運命』を徹底的に聴いたことある?あまりにも有名で、有名過ぎて俗っぽく思うかもしれないけれど、全編通して丁寧にきくと、あらためて素晴らしさを感じますよ」

聴けば福岡にまでわざわざ出かけて好みの指揮者の演奏会に出向くという。これほどのクラシック好きとは全く知らなかった。案外身内のことを知らないものだと帰省中にいろいろ話してみて実感した。

阿久根の宿で-九・旅(1)-

10月末日 私たち夫婦の、数年ぶりの帰省をきっかけに、名古屋で単身赴任の弟T(次男)も飛行機にて帰省し合流。両親、弟J夫婦(長男。両親と同居)の計7名で、鹿児島県阿久根市の海に面したホテルに1泊。考えてみるとこうして親兄弟で集まり、1泊とは言え、旅行へ出かけたのは初めてのこと。

7人揃っての同卓は無理だったようで、二つに分けてテーブルが用意してあった。
どう座ろうかと思案していたら
「男んしは、呑ん方があっで、こっちのテーブルに寄っが」
と、いかにも九州男らしい父の提案で、男女別々に座ることとなる。せっかくだからと、乾杯の瞬間を記念撮影。

2009年11月9日月曜日

さっくり、もっちり、ごま

10時から入った歯医者が11時前に終了。今日でおしまいなのでお祝い気分。このあと予定していたショッピングモールへ向かうバスが1時間あとだったのでパン屋の殿堂パパベルでタダのコーヒーにありつくつもりが定休日。

ならばと久しぶりに「88カフェ」へ。モーニングセット450円で選べるトーストが3種類。「さっくり、もっちり、ごまのどれにしましょう」と笑いもせずに聞く若いスタッフがおかしかった。だってこの字面、並べると奇妙だもん。さて私は3つのパンの中からなにを選んだでしょう。
隣はモーニングセットには珍しいカレーを食べていて、チラチラみながらアレにしたら良かったと密かに後悔した。

バスの時間も近づき、カフェの中庭の樹を写して「またあした」とバイバイ。明日の夜はここでテノールのコンサートがあり切符もぎりを手伝うことになっている。何を着ようか。

2009年11月8日日曜日

朝のオキザリス




犬に掘り返されたオキザリスを別な場所へ移して10日。今朝、花をいくつか確認。犬の暴挙にもめげず、えらいぞオキちゃん。横から写したものには露が一滴。拡大してみたらかなりサイズが大きくて、画面の前で、おおっとのけぞってしまった。しかもよくみれば水滴がたっくさん。気がつかないなんて水滴に失礼なことをした。

2009年11月7日土曜日

階下では「ハナミズキ」


結婚間近な旧友のお嬢さんと、いずれ彼女の義姉になる若い娘さん二人が、諸事情にて我が家でピアノの連弾をしている。まもない挙式で披露するのだとか。

二人が気兼せぬよう出掛けるつもりだったが、「ハナミズキ」が二人の指先から流れたとたん、外出が惜しくなり、読みかけの角田光代の本を抱えてニ階へ。本を読む耳元に下から優しくみずみずしいハナミズキが響く。

曲が仕上がったところで、私も階下に降り、ハミングでコラボ。思いがけない至福のときを過ごさせてもらった。お二人さんありがとう。Nさんお幸せに。

2009年10月31日土曜日

霧の山江SA

熊本の山江SAにて仮眠中。朝もやがかかり視界がぼぅーと、している。最近のSAにはファミマなどのコンビニが入り、まさに不夜城。ドッグランもあり、さっきはミニチュアダックスがめのまえを通過。現在の時間も駐車場はいっぱい。皆、どこへ行くのだろう。

2009年10月27日火曜日

有事の特訓




この週末、瀬戸大橋を渡り、山陽自動車道~九州自動車道と高速を使って鹿児島へ帰省する。運転手は殿ひとり。

「高速道路で何かあったら、どうするのか」と聞いたら「それようの表示板がある」というので、さっそくイエローハットへ買いに走る。

ありました!「三角停止表示板」という立派なモノがちゃんと売っていた。
イエローハットのお兄さん曰く
「今週はどういうわけか、この商品を買われる方が多く、これが最後の1本です」
何と購買意欲をそそる言葉だろう!



ほうほう、こうして組み立てるのか、と殿は一人で納得し、車のトランクに収めた。
翌日、「私も組み立てに慣れておく」とトランクから引っ張りだし、あ~でもないこ~でもないと何度か特訓し、やっと1分ほどで設置できるようになった。

一見簡単そうなモノだからといってなめてはいけない。案外に重く、固かったりし、有事のさいは動転しているので、もたもたするのものなのだ。

「車の前じゃないぞ、後ろに置くのだぞ」とさらに念を押す殿。
それぐらいわかってますがな。

2009年10月22日木曜日

ぬれふりかけ「錦松梅」




19日、ネット友のサルマタさんに、「錦松梅(きんしょうばい)」と名のついた、ふりかけの逸品をいただく。
袋に触った感触が「ん?」で、どうやらしっとりしたふりかけらしい。カツオ節に白胡麻、椎茸、きくらげ、松の実と、製造元の言葉でいうと「山海の珍味が綾をなして」この、風味を作り上げているらしい。
綾をなして、はいいなあ、と炊きたてご飯に乗せて、匂いを嗅ぎながらただただ感心するばかり。
困った… ご飯がやめられない。ああ、腹が…。





ふりかけの他に、ツゲの鯛の根付が大入り袋の中からご登場。たい焼きツアーとか、エビ喰いツアーとかに着物なんぞを着、そんなときにシャレで帯に提げたい(来るのか、そんな日が)

カエルとカタツムリのユニークな封筒はサルマタさんの手作り。ここぞというときに使いたいものだが、カエルとカタツムリの版が活きる「ここ」のタイミングを計るのに悶々としそう。要は人にあげたくないのだ。

浮世絵の切手が、江戸からやってきたふりかけにふさわしい図柄。浮世絵はやっぱりすばらしい。
サルマタさん、ありがとう。