2011年5月30日月曜日

聴こえない音

娘一家が遊びに来ていた先月の話。
台所の窓を網戸にした夜、外の音がよく聴こえたらしく
「もう、虫の声が聴こえる」と娘と孫がいう。
「え~、もう?」と耳を澄ますがそれらしき音は聴こえてこない。
「そんなことない、何かジーというような音が聴こえるよ」
「うそ~」

そういえば、ある自治体で、公園にたむろする若者を追い払うために高周波の音を流したという話があったっけ。長時間そこにいるのが耐えられなくなるのだそうだ。個人差もあるだろうが、私のような年齢になると高い周波数の音に反応しなくなるらしい。

「お義母さんちの庭にも猫よけに高周波の音を流している。私やM香(孫)が立つと気持ち悪くなる場所がある」と娘。確実に私の耳の機能は低下しているのだなあ…。

2011年5月25日水曜日

謎の会話

少し遠いショッピングモールのマクドで久しぶりのてりやきバーガーを食べていたときのこと。斜め向かいの席に女子高生が二人いてポテトをつまんでいる。そこへ同級生だろうか、二人を見つけて一声。
「ナンショーン」
讃岐弁はフランス語に発音が似ている、と話には聞いていたが、ほんとフランス語っぽい。ちなみに「何しよん=何をしているの」という意味。余談だが高知弁だと「なんしゆうが」鹿児島弁だと「ないをしよっと」となる。ああ、我ながら他藩語に堪能だこと☆\(^^;

さて、話をもとに戻して、肝心の女子高生の会話の中身だ。
「なんしょん」
「映画のチケットを買いにきたんよ」
「なにみるん」
「モシドラ」
「ああ、あっちゃんの」

自分でもえらいな、と思ったのは「モシドラ」の意味がわかったこと。これはあるベストセラーを映画化した作品。タイトルが実にながくて、「もし高校野球部の女子マネージャーが『ドラッカーのマネジメント』を読んだら」がはしょらないタイトル。

そこまではよかったのだが「あっちゃん」がわからない。人気のタレントのような気はしていたので家に戻ってネット検索したら、この映画に前田敦子(AKB48)が主演しているので、どうやら彼女が「あっちゃん」らしいと察しがついた。謎が解けてほっとした。

2011年5月24日火曜日

石投げ地蔵尊

叔父夫婦につきあって、丸亀・中津万象園の「石投げ地蔵尊」を初体験した。叔父夫婦を訪ねたついでに万象園まで車で送って行ったところ、
「ついでに庭を見て帰ったら」
「そのついでに石投げして帰ったら」
「どうせならついでにお坊さんのお話を聴いて帰ったら」
と、なんとなく全部つきあうことになってしまったのだ。

他の信者さんと一緒に、万象園の茶室で、お茶とお菓子のお接待を受けた。そこではお坊さんのありがたいお話があり、ターシャ・テューダの名前がお坊さんの口から出たのにはびっくりした。金子みすずの詩に話が及んだとき、信者さんの携帯の呼び出し音が鳴った。♪また君に恋してる~~、のあの曲だ。お坊さんがすかさず「葬式のときでなくてよかった」と笑わす。叔父夫婦のお遍路につきあうときは、般若心経を一緒になってゴニョゴニョと口まねで唱え、毎週のコーラスの練習では♪サンクトゥスだの♪ミゼレーレだのと、ミサ曲を歌う。東洋と西洋の神様が気を悪くしなけりゃいいが…。

2011年5月22日日曜日

想定外の答え

1966年《人差し指》
先日の「トリックアート展」の案内は、さほどに混乱なく無事に終えた。ただ、一度だけだけれど、お客の想定外の答えにあわてる。

日本を代表する抽象彫刻家の一人、堀内正和の「IKOZON」シリーズ作品《人差し指》を紹介したときの出来事。画像でみるとわかるように、円筒形の穴の中の指が拡大されて見える。穴の入口に凸レンズがあるかのようなトリック。

70代とおぼしき感じのよい女性に「この穴に凸レンズがはめてあるかどうか代表でそばに寄って覗いて頂けますか?」とお願いしてみた。

「いかがですか?レンズは入っています?」当然、「何にも入っていません」と反応があると思いきや「見えました。凸レンズがはめてあります」
いやはや、これにはまいった…

レンズなんぞ無いのですっ。だからこそトリックなのだ。想定外の答えに一瞬言葉が詰まったものの、「そのようにお客様が勘違いをするほどによくできたトリックですね」と汗をかきながら取り繕う。

案内終了後、ボランティア控室で、反省会と称してお茶しながらこの話を仲間に披露。「それはありうる!」と皆がお腹を抱えて笑った。おいおい、他人事じゃないぞよ…。

2011年5月19日木曜日

出張ブログ指導

1年前のこと、趣味仲間のM氏にお願いされ、ブログを作ってあげた。その後、文章は何とか更新できているのだが、「画像のアップができない、どうやらサイズが大きすぎるみたい。小さくする方法を教えて」と泣きが入る。

何度かメールで教えてあげても埒があかなかったので、お宅訪問を決行。自営業の事務所で、あ~でもないこ~でもないとよそ様のパソコンをいじくりたおす。M氏には最初はメモをとってもらい、次に実践と繰り返すうちに白熱してきた。たまらなくなったのか、そばでモニターをのぞきこんでいたM夫人に「暑いっ、エアコンいれて」とM氏。

「あとは反復で慣れていけば大丈夫」でようやく一段落。画像は、コーヒーとお菓子をご馳走になった部屋のお人形。M夫人が孫がわりにかわいがっているそうだ。

それにしてもよそ様のパソコンは扱いにくい。画像処理にしてもデジカメはサイバーショットなのに入っているソフトはキャノン…、なんで?

まあ、この程度は序の口で、作業中に「?」が頭の中で何度も発生する。おそらく私のパソコンも他人からみたらきっとそうなのだろうなあ…。

お土産にMorinのロールケーキをいただいた。以前、ブログを作ってあげたときに「お花をプレゼントします」のM夫人に「ロールケーキのほうがいい」と注文したことを覚えてくれてのことらしい。何でも正直に言っておくと、こういういいことがある☆\(^^;)

あれからブログに上手に画像がアップできるようになっただろうか。時々は見にいってあげなきゃ。

2011年5月18日水曜日

銘仙で手作りスカート

ずいぶん前に買っていた洗い張り済みの銘仙地をひっぱり出し
やっとその気になってチャコペルで印つけ開始。

ギャザースカートに仕上がる予定で、きょうとりあえず筒状にまで縫えた。
あすは、知人のブログのボランティア指導?に出かけるから
続きはすぐには書けないかなあ…・

19日夜、眠たい目で脇ゴム22センチを計6本いれて出来上がり。着てみると少し長かった。そして風船みたいにふくらむのでちょっとブサイク。

右脇ゴムをとって、巻きスカート風にしたら、少しは見た目がよくなるかな、と只今思案中。ちなみに裾とウエストに使ってある黒の縦じまの生地は雨コートだった素材ではないかと思われる。シャリシャリしていて、触った友人は「シルク」だと言い張るが、これはポリじゃないかな…。自信はないけれど。

ラベンダー色のコットンカーディガンとあわせてみる。今の季節だとこれぐらいの上着でちょうどいいかな。靴は黒のペッタンコシューズ。薄手の黒レーシーストッキング。

冬は短いダウンジャケット。靴はごっついブーツが似合うと思う。
参考にしたのはNHKのテキストで、グラビアでは編み上げのショートブーツをあわせてあり、それがかわいかった。

直しを急ぎ、次のコーラス時に着ていきたい。まわりの反応はまた後ほど。

2011年5月17日火曜日

彼女のその後

2009年の秋に彼女のことを『人生の片付け』とタイトルして日記に書いた。「これからは源氏を読んでいこうと思うの」と語っていた言葉が印象に残っていたのだが、あれから1年と半、思わぬところで彼女を発見した。

「源氏物語の語り手」として新聞に紹介されていたのだ。4年前までYさんは高校の教師をしていたらしく、ちょうど「人生の片付け」と称して、フリマで絵葉書や図録を売っていたあの頃は、退職してちょっと落ち着いたころだったと思われる。

言葉通り、本腰で源氏に取り組んだ彼女は、「源氏物語のカルチャー教室に通ったりしながら、友人たちと月2回集まっては、源氏物語を読破してきた」そうで、このあとの彼女がすごい。「地元の図書館に話を持ちかけ、昨年、源氏物語の講演会を4回開いた。毎回、60人ほどのが聴講に訪れる好評ぶりで、今年も開くことになっている」と新聞にはある。

彼女が講演会を開くその場所は、何と、私がコーラスの練習に通う、その市民会館だったのだ。うんと近くで、夢をかなえた彼女とすれ違っていたのかと思うと感慨深く、新聞の切り抜きを何度も眺めている。

2011年5月16日月曜日

町内の同郷人

夕方、近所の人と立ち話している自治会の会長夫人に出くわす。
「祭のバザー券予約は1枚だったかねぇ。今度持って行くね」と
鹿児島弁で話し掛けて来るY夫人への返答に、ほんの少し躊躇。

共通語にすべきか鹿児島弁にすべきかスイッチ切り替えに迷いが出るのだ。結局、共通語と鹿児島弁のまざったおかしなイントネーションで言葉を返すことになるのがいつものこと。

4月のはじめの自治会総会では、同郷のご主人がテカテカの鹿児島弁で司会をした。讃岐弁と鹿児島弁が飛び交う集会場で、私の中の体内言語感覚が狂ってしまい、今いったい自分が何処にいるのかわからなくなるという奇妙な経験をした。

しかも自治会内には鹿児島県出身家族(ご夫婦で同郷)がもうあと1軒。34世帯で2軒も存在するのはこの香川県では稀有なことだ。

会長夫人がにこやかに言葉を続ける。「今、毎日、河川敷でグランドゴルフをしてるんよ。気が向いたらおいで。鹿児島の人が他にもいるんよ」誘ってくれたことにお礼をいいながら別れたが、5年後ぐらいにマイクラブを抱えて嬉々と河川敷に向かう自分もありかなと思った。

2011年5月15日日曜日

終わって歓談

本日は、〇原さんとコンビを組んだ『トリックアートの世界展』の案内当番日。人気のある特別展で、午後2時の展示室は人でごった返していた。これだけの人だかりをどうこなせばいいのだろうと少々不安になったが、いつものように「本日ご案内させていただきます私は…」で始まると後は何とかなるものでおおよそ35分で最後のコーナーまで乗り切った。

トーク終了後、館内にいた〇本さん、〇井さんも合流し、4人で歓談。インスタントコーヒーも皆でおしゃべりしながら飲むと本当においしい。もちろん終わった安堵感があったからだけれど。

「今回も何か笑いがとれた?」と〇本さんが聞くので「笑いも何も人が多すぎてさばくのが精一杯でジョークどころではなかった。せいぜい10人までよ、冗談がいえるのは」と答える。

一段落してホッとするまもなく、すでに次回の展覧会のトークのスケジュールは決まっている。トリックアートの次に待つのは「九谷焼」!

2011年5月7日土曜日

帰りの電車

作品案内のトークのリハーサルサルを終え、ホッとした状態で電車の出るのを待っている。高松は始発駅なので10分ほど前から車内で待てるのが嬉しい。お腹が空いたのでクッキーを食べる。

2011年5月6日金曜日

咲いた、咲いた

今から出かけなくてはならないので、とりあえず、最新画像だけを貼ります。
帰ってから説明を。って… ビールを呑んでしまうと書けなくなるけれど…。
あと、5分あるのでこのバラだけでも説明を。デッキにはわしているナニワノイバラ。昨年涙が出るほどに殿にパッツンパッツンに切られたが、見事に花をいっぱいつけて開花してくれた。デッキのバケツと黒いゴミ箱は忘れてください。ちなみに青いバケツはついこのあいだまで孫の紙オムツいれだった。3歳になったのでもう卒業したけれど。

ヒメエニシダだったはずが2Mもの巨木となる、繁殖力が強くてこぼれ種から発芽してビュンビュン大きくなりたくさんの株を友人たちに譲った。
今年もいっぱい芽が出ている。鉢にとらなくては。

東側の庭にさく、ナニワイバラ。カナブンがかじるので毎朝闘いが続く。

白のモッコウバラ。つんつんにカットしたがちゃんとシュートを伸ばし、花もたくさんつけてくれた、おりこうさん。

たぶん、イチハツ。毎年アヤメかどちらか迷う。きっと来年も同じことを書く。

ヒメツルソバ。駐車場にはう。何でソバがつくのか不明。

野生のポピー。そこらじゅうに咲く。茎が細くて長いので遠めにみると花が天空に浮いてみえる。

黄色のモッコウバラ。玄関横の塀ぎわにはわせている。数件先の家にもあるので、好かれる花のようだ。トゲがなく、ムシもつかず、丈夫なので育てやすいせいかな?

庭の主、ワンコS。私とオヤツをわけあう。最近お住まいがランクアップし、プラスティックからロハスな木造となった。親戚の犬ハナちゃんが他界し、遺産として犬小屋を譲り受けたのだ。引越しは無事すみ、快適に暮らしている(本犬の代弁)

2011年5月4日水曜日

鍵盤模様の半襟

GWの5月4日(水)、お城まつり協賛のイベント、透綾工房主催の「手作り作品展&着物展」に出かけた。狭い会場には着物や和小物好きな女性がびっしり。主催者のKさんが来場者相手に説明しているのは、めったにみることのできないコレ!↓



人間国宝、染色家志村ふくみの着物!「背中にシワがあるでしょ。実際着ている着物を知人に展示のために貸してもらった」そうだ。会場には白い手袋が用意してあり、触ることもできる。ただ、手袋をしていると、重さとかは実感できるが感触はさっぱりわからない。色が何ともいえず美しい着物だった。
こちらは若い女性の自前のコーディネイト。音楽会にいくときにきるそうだ。


一番、気に入ったのはこの半襟。手ぬぐいだろうか?
よくぞ見つけてきた、というべきか。

憧れの結城紬(手前の紺色)。8種類ぐらい大島や十日町紬などが並べてあり、これも白手袋で触ることができる。感触はわからなかったが羽のように軽いのはよくわかった。「この中で一番高いのはどれかわかる?」ときかれ、「結城かしら」と当てずっぽで答えたところ、本当にそうだった。恐ろしくて値段は聞けなかったけれど…。


こちらのコーディネイト。この組み合わせで「こんぴら歌舞伎」を見に行ったそうだ。色留袖の背中の紋を隠して縫いこんで、気楽に着れるようにした、とのコメントが添えてあった。


手作り作品のうさぎのおいらん。かわいすぎ!


右の着物は会員さんが10代のお嬢さんのために作ったもの。黒地にかわいらしい模様がすてきだった。似合いの帯がなくて、なんと風呂敷で手作りしたとか。すごい~~。


上の2枚が手作り帯のアップ。見事!
1時間ほど会場にべったりいたのだが、Kさんによると「3時間いた人もいる」とのこと。画像もOKだったのでバシバシ撮ってきた。まだまだ着物道のほんの入り口だけれど、ますます精進する気にさせてくれた作品展だった。

2011年5月3日火曜日

残り物とはいえ

本日のお昼ごはん。
毎回こんなにちゃんとしたモノを食べているわけではない。
殿のお弁当の残り物を、たまたまそこにあった容器に詰めただけなのだが
キチンとした奥様(?)のお昼ごはんっぽい。

画像がかなりボケているせいか、左上の小皿はマグロの刺身に見える。
が、そうではなく奈良漬2切れ。ちょっと食べ過ぎたかなあ。胃が重い。

2011年5月2日月曜日

子機付複合型プリンター

電気製品の梱包を解く瞬間は、毎回ゾクゾクする。無線LAN対応とあり、前回PCのネット接続で悩んだこともあって今回もてこずるかな~、と心配していたが、親機のWPS信号をすぐに感知してくれて、SSIDだの、パスワードだのが不要だった。説明書に添って素直に設定していけば、かくも簡単なのだ!

とりあえず電話とFAXだけは留守電受信できるようにした。コピーや写真印刷、スキャナーはこれから。
いままでは家にコピー機がなく、必要なときはいつも近所のコンビニを利用していたがこれからは家でも可能となり、事務系等についてはかなりハイソな気分だ。

今まで使っていたFAX電話機。読み取り機のコードがぼろぼろで触るたびに崩壊(?)するありさま。いつ買ったのか調べようと取扱い説明書を探したのだが、見つからず、購入月日は結局不明。次の不燃物の日にサヨナラとなる予定。おつかれさま。