2011年5月4日水曜日

鍵盤模様の半襟

GWの5月4日(水)、お城まつり協賛のイベント、透綾工房主催の「手作り作品展&着物展」に出かけた。狭い会場には着物や和小物好きな女性がびっしり。主催者のKさんが来場者相手に説明しているのは、めったにみることのできないコレ!↓



人間国宝、染色家志村ふくみの着物!「背中にシワがあるでしょ。実際着ている着物を知人に展示のために貸してもらった」そうだ。会場には白い手袋が用意してあり、触ることもできる。ただ、手袋をしていると、重さとかは実感できるが感触はさっぱりわからない。色が何ともいえず美しい着物だった。
こちらは若い女性の自前のコーディネイト。音楽会にいくときにきるそうだ。


一番、気に入ったのはこの半襟。手ぬぐいだろうか?
よくぞ見つけてきた、というべきか。

憧れの結城紬(手前の紺色)。8種類ぐらい大島や十日町紬などが並べてあり、これも白手袋で触ることができる。感触はわからなかったが羽のように軽いのはよくわかった。「この中で一番高いのはどれかわかる?」ときかれ、「結城かしら」と当てずっぽで答えたところ、本当にそうだった。恐ろしくて値段は聞けなかったけれど…。


こちらのコーディネイト。この組み合わせで「こんぴら歌舞伎」を見に行ったそうだ。色留袖の背中の紋を隠して縫いこんで、気楽に着れるようにした、とのコメントが添えてあった。


手作り作品のうさぎのおいらん。かわいすぎ!


右の着物は会員さんが10代のお嬢さんのために作ったもの。黒地にかわいらしい模様がすてきだった。似合いの帯がなくて、なんと風呂敷で手作りしたとか。すごい~~。


上の2枚が手作り帯のアップ。見事!
1時間ほど会場にべったりいたのだが、Kさんによると「3時間いた人もいる」とのこと。画像もOKだったのでバシバシ撮ってきた。まだまだ着物道のほんの入り口だけれど、ますます精進する気にさせてくれた作品展だった。

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