2010年11月22日月曜日

着物で飲茶&夜の栗林

21日日曜日、超快晴。殿を叩き起して近場の温泉へ追い出す。
10時過ぎ、Cちゃんが大荷物2つを抱えて来訪。着せてあげる予定のYちゃんが来られなかったので、あとは自分たちの面倒だけ見ればいい。お昼のランチまでは時間もたっぷりあり、しばらく着物談義で盛り上がる。Gさんがやって来てさらににぎやかになる。「おっと、こうしちゃいられない」と戦闘開始が11時半。大きな鏡を”足”でこっちやりあっちやりして、帯揚げを忘れそうになりつつも、何とか帯締めまでたどりつく。


少し遅れて夢回廊へ着いたが、車を出してくれたGさんが道を知らなかったらもっとモタモタしたことだろう。「着物で行く人がいますから」と予約のときにCさんがひとこと添えていたことが功を奏し、中庭をくるりと回った奥の個室に通された。店内にはご主人がついこの間中国へいき、直接買い付けた小物や衣類があちこちにディスプレーされていて、ランチを待つ間も退屈しない。

画像奥のCちゃん兎が手に持っているのは、Gさん手づくりのぷちクリスマスリース。手すさびに作ったものと、とGさんは謙遜するが、かわいくてセンスがある。お土産に二つづつ頂いてはしゃぐ私たち(※Gさんのブローチについては後日ブログにあらためて書きます)

Gさんの選んだ塩やきそば&飲茶ランチ

Cさん&私はこちらの飲茶。値段はすべて1200円。


デザートの杏仁豆腐(^^)食事のあと店の中にある小物類を楽しんだけれど、そのときには着物をきている緊張から解きはなされていた。もしかしたら他のお客の視線があったかも知れない。う~ん、観察すればよかった。

離れの茶室の横で記念撮影。茶会に招かれた客のよう。
Gさんとはこのあと分かれて、Cちゃん、私とで栗林公園紅葉のライトアップ鑑賞に出向く。下の画像は、合流したMオさんが撮ってくれた。Mオさん、庭散策時にレディ扱い(?)してくれてありがとう。
栗林公園の掬月亭にてお抹茶をいただく。後ろの美しいライトアップもどうぞ。
ちなみに「着物de着物DAY」というイベントのおかげで着物着用者には特典多数。
抹茶と和三盆もタダ。鯉のエサのふ菓子も! 
帰りは一人で電車。少し緊張したが、他の乗客は皆昼間の疲れからか眠りこける客ばかりで誰も私なんぞ気に留めない。ホッとしたりちょっと寂しかったり。あ、でも栗林公園で一人だけ私たちに「あ、着物だ~」の声がかかった。ただし、5、6歳の男の子だったけれど。かくしてワタクシの自分で着た着物でおでかけ初体験は帯の落下もなく無事おわった。

2010年11月21日日曜日

電車を待つ

今日は着物を着て初めての外出です。飲茶に栗林公園のライトアップとテンコ盛りの一日。またゆっくりとblogに書きますがとりあえず今から電社に乗って一人で帰るのです。今まで横にこめちゃんがいたから平気でしたが…。さて大丈夫かな。あ、電車が入ってきました。

2010年11月20日土曜日

気持ち悪い

タビックスを買ったものの

タビックスを買ってみました。しかし、指を結んでも…

開いても…

伸ばしてみてもさらに気持ち悪く、縞模様を選んだことを後悔しております。
特に指の股あたりがイヤですねぇ…カタツムリみたい。

2010年11月19日金曜日

極道チックな買物




着物道の必需品、晒しを一反買いました。でっぱったお腹をつぶしたり、豊かな胸をつぶしたり(私には不要だが)となかなか重宝な布なのです。着物の本を読みながら「いったい晒しはどこで買うのだ…」と戸惑いましたが、ちゃ~んと手芸店にありました。もしかしたら呉服屋にもあるのかも。

晒しを拡げながら、ハッと思い出したこと。そうです、大昔、晒しで布オムツを縫ったではありませんか。すっかり忘れていました。名前もすごいですねぇ。「不動明晒」と、いかにもテッポウや刃物に強そうで、晒しを胸に巻いた特殊な職種の人を妄想してしまいます。出刃包丁をこれで巻くと、健全な職業、板前さんとなり、修業の間は、こいさんが待っててくれるのです(なんのことやら)

幅33センチ、長さ9メートル。レトロで、ちょっと極道チックな買物でした。
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2010年11月16日火曜日

テーブルセンターを巻く

きょうで4回目です。小柄な身内からもらった着物は、たぶん紬で麻の葉の模様。ちなみに単衣ではなくて袷の着物。みての通り、おはしょりがギリギリ。腰骨のすぐ上で腰紐を結ぶなどして工夫しています(教えてもらった)

帯は、一緒に教室に通っているKさんのお姑さんの形見分け。頂いた頃は、着物に興味が無かったので、しばらくテーブルセンターにしていました。そのおかげで小さいシミがいくつか(涙)

草履も頂いたけれど、これはうんと小さかったので、同じころ着物に目覚めた(?)Cさんにあげました。しばらくしてその草履を履いたCさんの画像をみることができて、嬉しかったなあ。履いてくれてありがとう。

さて、画像ではちゃんと着付けているように見えますが、実は数分後に帯はなだれを起こし、だらりの帯状態となりました。うまく帯締めで留めることができません。いつになったらできるのか…。

全員、帰りは、着物を脱ぎ、着てきた洋服に着替えます。でも、何だかもったいない気がするので次回はそのままで、どこかでお茶しよう、と、同行者に提案するつもり。

2010年11月14日日曜日

感動の糸通し器

着付け教室に通うようになってから、やたら針仕事が多くなりました。

針仕事の第一関門が糸通しです。それで、手芸店でみかけて気になっていたお助けグッズを買いました。



使う前はバカにしていました。しかしながら、モノは使ってみるものですねぇ。針を逆さにして筒に突っ込み、糸を渡し、まんなかの茶色のボタンを押すだけ、のそれだけです。じわじわ針を引き出すと、ああ、ミラクル!糸が通っています。おもしろくてありったけの針でやってみました。
(具体的な使い方をなんとYouTubeで見つけました)

筒が二つあることにお気付きでしょうか。実は針の太さで差し込む筒を選ぶのです。メーカーさんはえらいなあ。

初老にさしかかった、もしくはまっただ中の、素人お針子さんには必須の「糸通し器」。ひとついかがでしょう。ちなみに値段は1500円前後です。安い投資でしょ。
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2010年11月12日金曜日

花よりロールケーキ

クリームの中には黒豆が見える。
知人のブログ開設を、ちょこっとだけ手助けをしてあげたところ
「お礼にお花でも贈ります」とメールあり。
「花よりロールケーキ!」と、半ば冗談で返信したところ
次に会ったときにmorinのケーキを提げて来てくれた。

程よい厚さに切ったロールケーキを愛でながら思いました。
「人間、正直なことはよいことです」

2010年11月11日木曜日

老けた小僧

しばらく、ノンスタイル(漫才師)な頭だったが、さらに短くしたくなったので美容院へ。

「冬だからもっとさっぱりと」
なんて、不条理な客のリクエストに淡々と鋏を動かすK下さん。店のスタッフの、昼ごはんの話(何と電気釜でご飯を炊いているらしい!)をしている間に15分ほどでカット終了。

髪が細くなってすぐペッタンコになると話したら、頭頂部と後頭部を思い切りドライヤーの技で盛り上げてくれて、流行りのモリヘヤーになったものの、家につくころには少しシボんでいた。

この頭、誰かに似ている…、鏡の前で考えていたら殿よりカエルコールあり。そうだ、小泉孝太郎だと、通話中に思い出したので、殿に報告。帰宅してすぐ、玄関先で顔をみて「ほんとだ」。

その殿、ビールを呑みながらさらに感想をのたまう。
「家の中に小僧がいるみたいだ」
え~え~、そうでしょうよ~。ちょっと老けた小僧ですんませんね。

2010年11月7日日曜日

何もそんな格好で


携帯電話で話しをするのに、何もこんな頭の丸い円筒形のオブジェ(?)に
セミのごとくとまることはなかろうに。あきれながらも、そのバランス感覚に脱帽。

7日(日)の午前のトーク当番を終え、うどんの昼食後
美術館に戻るときに見た光景。
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2010年11月3日水曜日

たまんないよ~「バッテラ」

トークリハは閉館1時間前の午後6時。ところどころに鑑賞者がいたので邪魔にならないよう、小声で学芸員にトークのチェックをしてもらった。文章全体の流れは無視し(というのも、まだ頭にしっかり入っていない)箇条書きのように要所要所を伝えておしまい。学芸員はこうやってすべてのボランティアのトークにつきあわねばならないのだから大変だ。

早口で終ったので美術館を出たのは30分後。JR高松駅に向かう。関門をくぐった安堵感のせいか、夜の高松駅は美しく感じた。いそいそと駅2階の「立ち食い寿司 七幸」に寄る。いえいえ、立ち食いするためではない(いつか、決行する気は満々)

目的はTVのグルメ番組で紹介されたバッテラを買うため。昨日は売り切れで買えなかったのできょうは昼間に取り置きを電話でお願いしておいた。
「きょうのは特別にうまいよ。もう、あと2本しか無い」
と店主。「予約のお客さ~ん」と奥の方に声をかけると、若い人がビニールに包んだものを持ってでてきた。中落ちの鉄火は、午前中でなくなったそうで、こちらはまたの機会だ。店内はかすかに甘酢が香り、すきっ腹が苦しくなった。




食卓にそろりと並べて鑑賞。
これで1050円。
一切れずつバレンを挟む心配り。


いただきます。締めたサバの肉厚さよ!
しかも締めすぎていないので赤みも残りサバのおいしさが凝縮された感じ。
胡麻とネギの入った酢飯も、酢と砂糖のバランスが絶妙。
おいしい、おいしいとこの夜は更けていきました。


2010年11月2日火曜日

着付け教室3回目ー帯ー

教室2回目からは友人Kさんと一緒に行っている。講師のM岡先生も助手M葉先生ともに、この日もほれぼれするような着物と帯をコーディネイトして来られた。美しい、とわかるだけで着物や帯の説明、例えば歌にあるように♪結城に塩瀬の素描の帯が~ と言いたいのだが、さっぱりわからない。

本来は、「では始めます」と先生が挨拶されるときは、きちんと着物を身につけて私たちも挨拶をしなければならない。なのに、長襦袢や袷の着物がうまく着られず、ウエストあたりが団子状態になっていたり、襟元がよれていたり、胸がはだけていたりと、乱れた状態での授業開始となってしまった。

さて、この日、名古屋帯を習ったものの、うまく背中に乗ってくれない。右手を後ろに回し、背中で折りあげて仮紐でお太鼓を作るやりかたなのだが

「左手は親指以外を背中の帯にいれて、親指はしっかりお太鼓の下を決めて」

と先生の言葉通りにやっているつもりが、手が逆になりねじれてつりそうになる。あげくは帯が落ちてきて舞妓さんの帯状態。友人のKさんは先生に褒められていたというのに。

画像はグチャグチャながらも、とりあえず結んだので、帯が背中で止まっているうちに記念撮影。
「最初はこんなだった、といういい記念になるわね」と先生が笑う。

着物一式は案外に重いので、韓国3日間の旅みたいキャスター付きのスーツケースにいれて持参。そういえば、こんな風に、頭をアップにして(私はショートだけれど)、その頭に不似合いな洋服で、キャスターつきスーツケースをひく集団を、JRの車内でみかけ、いったい何の集団だろうといぶかしく思ったことがあったのだが、今は理解できる。

正体は「着物をきて〇〇する会」に参加した人たちだったに違いない。これが上級者となると移動中もずっと着物らしい。私にそんな芸当ができる日は遠い。