2008年6月24日火曜日

『東京島』

ー夫を決める籤引きは、コウキョで行なわれることになっていたー といきなり物語は始まる。 太平洋の孤島に32人が流れ着く。女は清子ひとりだけ。 当然、男たちは清子を求めて争うわけだが、それを治めるために 2年に一度の任期(?)で夫がクジで決められる。自治会長じゃないってのに…。 ちなみに清子は46歳。世間的には女の旬は過ぎている。いまだかつてない「女王様」扱いに、清子は、島の生活も満更悪くないとほくそ笑む。

ああ、桐野様。 あなたの発想はいったいどこまで行ってしまうのだろう。 小説の好き嫌いを超えて、ただただ舌を巻いてしまう。 ただ、読者の私は、心を何処に置けばいいんだろう。 お願いだから、せめて主人公は好きにならせて下さい。

2008年6月21日土曜日

典礼聖歌

高田三郎の「典礼聖歌」を釜山で歌う。
その一部を、ソプラノのプリマドンナをのぞいた私を含む
《その他大勢》のソプラノが二人組二交替でソロ(?)をする。

何度か練習したが、正直いってヒドい。 あまりのヒドさに
 「先生、この部分はやはりOさん(プリマドンナ)に
  歌っていただくほうがいいように思えます」と直訴。
先生の演出にたてつくことだから、かなり勇気が言った。だが先生は
 「語りかけるように歌えばいいのでそのままでいいのです」
でも~でも~下手なのはどうしようもないのです、センセエ。

♪まずしい人が飢えている~まずしい人が渇いている~
仕方がないので犬の散歩中にも↑歌詞をお経のように唱えつつ歩く。
すれちがった人はそっと離れるかも(^^;
ああ、神様、釜山のコンサートの30秒でいいので
プリマドンナの声帯を「ジュセヨ~」(韓国語で「ください」)

2008年6月1日日曜日

モモイロヒルザキツキミソウ

モモイロヒルザキツキミソウ(桃色昼咲き月見草)もともとは園芸種とか。 それが今では野性化し、あちこちで雑草のごとく群生している姿をみかけます。 めしべとおしべの形がおもしろい。 あ、単純にめしべ、おしべと言ってよいのかどうかわかりません。 植物の世界は、けっこう複雑なので。

画像は、家人(私)のずぼらのせいで「藪」と化した裏庭で撮影。