2012年11月29日木曜日

ほっそ~い麺


友人のGさんから「おいしい」と聞いていたT町の「上海軒」へ行ってみた。知人を含めて4人で行き、私のみ普通の中華そば、他の3人はチャーシュー麺を頼み、4人で一皿のチャーハン注文。3枚の小皿をお願いしたところ、大皿3枚とナプキンできれいにくるまれたスプーンまでついて来て恐縮してしまった。

さて、中華そばの味。まずびっくりしたのは麺が細い!まるで素麺だ。半田素麺のほうが断然太く、島の光とどっこいどっこいかもしれない。これは茹でるときにずいぶん気を使うだろうと思った。つゆは和風。甘さの勝つ個性的な味つけだった。麺が細いせいか量も上品で、少し物足りなく、これだったらチャーハンをもう一皿頼めばよかったかなと思った。次回はそうしよう。

私より20歳年上の知人は「この店は移転する前に行ったことのある店や。なつかしいなあ」と喜んでくれた。移転してからは遠くなったので自転車移動の知人は、長い間食べに行ってなかったそうだ。連れてきてあげて知ったことだったので私自身もすごく嬉しかった。また行こうね。

2012年11月27日火曜日

友人の手芸


手芸の得意な友人が、ごく最近の作品を提げてやってきた。袋物もコタツカバーもほとんどがリサイクル着物をほどいて作った力作だ。着物をとくだけでも大変な作業なのに、そのうえ手洗い専用の洗剤で気をつかいながら洗い、そしてアイロンをそっとかけ、それでやっと材料として使えるのだ。その労力を思うと気が遠くなる。


みせてもらった作品はコタツカバー3枚。それらはすべて表と裏がありコタツぶとんを中にいれるようになっている。下左の画像の作品は、まんなかに木綿の大風呂敷が使われていて、リサイクルショップでこれを見つけたときは小躍りしたそうな。こんな立派な風呂敷が200円かそこらで買えるリサイクルショップは縫い物の材料の宝庫だ。

「袋物どれでもひとつあげるよ」と彼女が言ってくれたので、左下のミャンマーかどこかにありそうな寺院の模様の袋にした。もともとは羽織だったそうだ。ホンモノの絹はやわらかくて気持ちがよい。

うちの場合、コタツカバー(長方形)はついこの間、ニトリで買った。友人にそのことを告げると、「こんなんでよかったら来年作ってあげる」という。あなうれし。早く来い来い、25年の冬…。

2012年11月20日火曜日

花ゲリラ

花ゲリラとは…
Wikipediaによると「土のある場所にゲリラ的に行われる花の種蒔き、苗植え等の行動またはそれを行っている人を指す」とある。詳しくはこちらを。

庭に咲くシュウメイギク(白)でゲリラ活動をした。苗を二株ほど選んで、人の踏み込まない目立たない池畔に植えた。




白い〇印が現場。
ちょうど横に溝があり、水遣りに都合がいいのでここを選んだ。

このあたりの自然を壊さないのはなんだろうと考え、気品あるシュウメイギクにしたけれど、につかわしいのやらにつかわしくないのやら。

少なくとも美観保護あるいは雑草対策で田んぼの土手にサクラソウを植え込むよりはましだと思う。あれにはがっかりした。レンゲやタンポポで充分じゃないかと思う。

えっと、つけたしがひとつ。Wikipediaを読んでいて嬉しかったこと。
かのグラハム・ベルが「電話網を敷設すると共にルピナスの種を蒔いたといわれる」とあった。チャーミングな花ゲリラ!

2012年11月19日月曜日

開けるのが怖い

開けても底は覗きません

このコンポストの底の隙間から、庭に定住している蛇が中に侵入するのを目撃。
(定住蛇の画像はこちら

以来、蓋を開けるのが怖くて仕方がない。
ゼンジー北京のようなことがあるわけないのに。

2012年11月16日金曜日

置き去り

揃えてあると余計に怖い

県道に平行に走る路地。
男物のビジネスシューズにギョッとして、
思わず黄色いドラム缶の下を走る溝を覗いた。

ホッ、ヒトはいなかった。
人騒がせな靴だ。





11月25日(火)追記…まだこの靴がありました。よ~くみると先が少し細めの革靴なり。

2012年11月14日水曜日

そう、来たか



JRの優先座席。シートの柄をよ~くご覧ください。
JRもあの手この手で頑張ってます…。

2012年11月13日火曜日

大学で一日陶芸

10日(土)美術館ボランティアの月一の例会日に、陶芸研修をすることとなった。
講師は、学芸員研修生で、K大を来春卒業するMさん。
小学生のときに確か図工の勉強で、灰皿か何かを焼いた記憶がかすかにある程度の経験値。
さて、どうなることやら。


 まずは、陶土をこねることから始まる。用意してくれたのは信楽焼き用の陶土。乾くのが大敵だそうで、この土団子には濡れたタオルがかけてあった。空気を抜くためにこねるわけだが、それが半端なく難しい。理想の菊の文様にはとうていならなかった。




裏には自分の印として、名前の漢字を一字いれた。ちょっとかわいいかも。




全部で四枚の、器や皿を作った。これは二つ目の茶碗。一応抹茶碗を目指す。横には型押し。あらためて見ると、なんだか中華の丼のような柄だ。下に見える緑の台はロクロ。


今回の研修は、場所が大学の教育学部だというので、学食でのランチをかなり楽しみにしていた。向かって左奥が食堂。土曜日にイベントがあったせいで、学生よりも近隣の親子連れが多かった。

「大学の学生風に撮って!」と仲間にお願いしてシャッターを押してもらったが、ちょうど坂のところで撮ったので足がガニマタになってしまった(言い訳)

教育学部の美術科での研修だったので、アートに敬意を表して、この日はユニクロのアンディ・ウォーホールの、例の缶詰のTシャツ。頭にのっかっているのは老眼鏡☆\(^^;)



皆でそろってランチ。メンバーはこの3倍で参加。仲間の年齢は20代~60代と幅広い。



私の食べたランチ。豚丼のSサイズ(390円程度だったような)とサラダ(105円)



陶器を焼く電気窯を見せてもらった。今の季節だとほの温かくて気持ちがいいが、夏は地獄だそうだ。


中華饅頭じゃない、陶器です。蓋がついているように見えるけれど、皿が二枚重ねてある。
他の人がつくった作品で、もう熱くなかった。



真剣に絵付けをしている。


 私の絵皿。あらたに考えるのはホネだったので、家にあった砥部焼きの柄を真似した。




絵付けや形ができた作品はここで保管。あとは釉薬(ゆうやく)をかけて好みの色に仕上げるが、これらの作業は大学生のMさんがやっておいてくれる。

12月のボランティア例会では、焼きあがった茶碗で「大茶会」をすることになっている。12月の乾菓子や生菓子って何だろう。雪模様?山茶花?今から楽しみだ。

2012年11月12日月曜日

金比羅で遊ぶ

おじさんも店の奥にいました。

11日(日)坂東玉三郎の、金丸座での千秋楽をみたhanaさん。翌日の4日は金比羅観光をするというので不詳momoがご案内することとなる。9時過ぎにコトデン琴平駅につき、♪ホッテルはリバ~サイ~ド、と歌いながらhanaさんのお宿へお迎え。だって、「琴平リバーサイドホテル」だったんだもん。ちなみにhanaさんはこの陽水の歌をご存知で無かった(^^;)

まず、案内したのは商店街の金比羅宮側入り口にある肉屋。ここのコロッケとミンチカツが絶品なのだ。きょうは平日で、しかも朝早かったので行列は無かったが日によっては人が並ぶそうだ。

赤いメニュー看板をみて誤解のないように。このブルちゃんのお肉ではありません☆\(^^;)
この犬はドルちゃんという看板犬で、もう天国に逝ってしまったわんちゃんだと、おかみさんがコロッケを揚げながら話してくれた



関西の美女のお二人さん

hanaさんと関西からの旅行客ショウコさん。昨日食べたミンチカツがあまりにもおいしかったとかで、関西へのお土産にと20個揚げてもらっていた。彼女も玉三郎の千秋楽をみたとかで、hanaさんと「よかったね~、最高だったね~」と盛り上がって、いつまでも話が尽きない。

「ブログに画像載せていいですか」とショウコさんに訊ねたら、OKの返事があったので、「良かったら見てください」と、わがブログのタイトルをお伝えした。シックなファッションの粋な美女さんだった。もちろん、hanaさんも負けじ劣らずかわいいですよ(^^)

御本宮に向かう途中で幼稚園児の集団と遭遇。彼らは軽々と階段を上る。若いってすごい…
本宮まで登って785段。ここで一息ついて讃岐平野を眺める。
「このあとどうする?奥社までだと距離的には、ここから倍の距離だけれど」
「せっかくだから行こう」との力強いお言葉がhanaさんからあったので、続行(まさか行くとは思わなかった・笑)

真ん中の白い岩肌のすぐ下にある。見えないかなあ。
さほどのきつさもなく奥社についた。確かここには天狗の面が…、岩肌を探したところ、やっと発見。隣に河童のような面が並んでいたので、宮司さんに訊ねたら「あれは烏天狗です」との応え。金刀比羅はもともとは行者が開き全国にひろめたのだ、と初めて知った。


椿の陶板画は田窪恭治作品。田窪氏は現在の琴陵(ことおか)宮司の同級生で
この金刀比羅宮のアートプロデューサーをやっている。
 お昼は金刀比羅宮内にある資生堂パーラー「神椿」でパスタのランチ。パスタが900円で、コーヒーが100円引きの350円。パスタの量が物足りなかった。
カップのイラストは琴陵宮司の作。エスプレッソに近い味。

表書院で、円山応挙の虎図、七賢人、鶴図、山水図などを見る。虎の中に豹らしきものが一頭。あとで教えてもらったのだが、応挙はメスの虎のつもりで豹模様の虎を描いたらしい(ガラさんチケットありがとう。ここだけで800円!)

金刀比羅宮のスタッフは皆、この黄色いジャンパーを着ている(由一館)
高橋由一館(学芸館)では京都で見られなかったから絶対みたかった、とhanaさんの語る、手桶に桜の枝が挿してある油絵もちゃんと常設で展示してあり、やっと出会えた作品に見入っていた。


この楊枝…
                           
最後に案内したのは最初に寄った肉屋のそばの「へんこつ屋」。ここの奥の部屋のムードがおもしろいのだ。すでに先客がいて、別な部屋に通されたのだけれど、「少しだけ」と先客におかみさんがことわって中を見せてくれた。訪れた客の墨で書いたとっておきの一言がだ~~っとまわりに貼ってあるのだ。それも糊とかセロテープで貼るのではなく、お抹茶についてくるお菓子の楊枝で突き刺してあるという凄さ。「見るだけ~」のはずが、先客のお嬢さんだちと仲良くなり、一緒にお茶した。

hanaさんのお言葉…



アタクシの言葉…(指差す方をご覧あれ)


かくして観光は無事終了し、お別れ際に、玉さまのお土産付お席の菓子箱の中をみせてもらい、おすそわけもしていただいたので、ありがたく頂戴することにした。



hanaさん、楽しかったね。また来てね!若冲の花丸図公開(奥書院)のときにはお知らせします!



 

2012年11月4日日曜日

長浜演奏旅行

11月3日(土)4日(日)の両日、滋賀県長浜市の長浜市民コーラスとの、演奏会を中心とした交流をした。


2日間の行程は以下の通り。

■11月3日(土)1日目:交流演奏会と懇親会

長浜市民コーラス及びZ混声合唱団が、それぞれ、各合唱団の活動報告と都市の紹介を行い、その後、3曲(15分程度)ずつ演奏し、両合唱団の合同演奏として、「琵琶湖周航の歌」「A Little Jazz Mass」を歌い、 その後懇親会をして、交流を深める。

■11月4日(日)2日目:史跡見学・観光

姉川古戦場跡→孤蓬庵→渡岸寺観音堂→黒壁スクエア。ここで昼食をとりそれぞれに散策をし、午後帰路へ。

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ここからは画像を交えながらの詳細なご報告となります。

11月3日(土)朝7時、香川県Z市をバスにて出発。瀬戸中央道を経由し一路長浜へ。この日は曇り空ながら瀬戸内の島々がくっきり見えました。正午に長浜に到着。長浜市民コーラス太田団長の満面の笑みに迎えられ、駅にほど近い成駒家に移動。

ここで団員の皆さんと初御目文字し、一緒にお弁当にての昼食。琵琶湖固有の種の小さい鮎など、湖魚料理はふだん瀬戸内海の魚に馴染んでいる私たちにはとても新鮮でした。昼食後、成駒家さんの場をお借りして長浜市民コーラスの皆さんと「A Little Jazz Mass」の合同練習。

そのあとは琵琶湖のほとりの宿泊先であるホテルへ移動し、舞台衣装に着替えてのち、善混の3曲をホテル8階のレストランにて練習。窓から望む琵琶湖の静かな湖面はまるで聴き入ってくれているかのようでした。

さて、いよいよ演奏会場の京極氏菩提寺、清瀧寺徳源院(米原市)へ向かいます。ここでは演奏前にご住職と太田団長により歴史的な背景の解説と、丸亀藩主・京極高豊が建立した三重塔や徳源院庭園を案内して頂きました。また、こちらからは善通寺市、丸亀市をご紹介し、観光誘致に尽力しました!

演奏開始は午後4時。会場はすでに60名ほどのお客様でいっぱいでしたが、和室に座布団という雰囲気のせいか不思議と緊張はありませんでした。最初に歌ったのは「琵琶湖就航の歌」で長浜市民コーラスの皆さんとの合同演奏でした。指揮はとてもダンディな常任指揮者の北村常男先生。ピアノ伴奏は岸本佳美さん。


このあとにZ混声合唱団が「Amazing Grace」「行け我が想いよ、黄金の翼に乗って(ナブッコより)」の2曲をK先生の指揮、千恵さんのピアノ伴奏で披露。


少数精鋭メンバーのハーモニー(若い!)
続いて長浜市民コーラスの~混声合唱のためのヒットメドレー~「COLORS」をかわいい振り付け付で楽しませてくれました。

休憩のあと、善混は「美しく碧きドナウ」をお聴きいただき、会場がわれんばかりの温かい拍手を頂きました。長浜市民コーラスは「明日があるさ」他3曲をご披露。善混にくらべると人数は少なめですが精鋭の歌い手たちの紡ぐハーモニーは、歌う喜びと心意気を感じさせてくれました。
ジャズミサを合同で歌う
最後は合同演奏曲の「A Little Jazz Mass」の大合唱。指揮は北村先生で伴奏は岸本佳美さん。二つの団の心がひとつになり北近江の地に京極の華が咲き乱れるかのようでした。感動の余り涙がこぼれそうになった団員も数人。会場からの「アンコール!」の声には再び「琵琶湖就航の歌」を会場の皆さんも一緒に歌い、感動のうちに幕が下りました。

特別にライトアップされた徳源院の庭
また、演奏の合間に、庭園に面した障子を開放し、ライトアップされた庭を見せて頂きましたが、この素晴らしい趣向に歌い手も聴衆も魅せられ、幻想的な時間を過ごしました。

お隣のSさんはチャーミングな方でした
午後7時半ごろより長浜のレストラン「ノースポール」にて打ち上げを兼ねた交流会をもちました。それぞれの団の歴史や、団員がユーモアたっぷりに紹介され、幾度となく会場が笑いに包まれました。また、おみやげ交換も行い、善通寺からは、香川で人気のお菓子を、長浜からは「京極氏の城・まち・寺」(伊吹町教育委員会 編)という、太田団長の執筆記事も掲載されている貴重な本を全員頂きました。夜が更けるとともにますます盛り上がりましたが、悲しいかな時間の制限があるので、名残惜しい気分でお別れをしました。

翌日4日(日)

午後9時にホテルを出て、長浜観光へ出発。長浜市民コーラスからも北村先生他、数名の美男美女の団員の皆さん(ほんとうです!)がご一緒して下さいました。ガイド役は長浜歴史博物館館長で学芸員でもある、団長の太田さん。バスで移動中も車窓から望める史跡の説明や、コアな長浜情報をお話してもらいました。姉川古戦場、長浜市・近江孤蓬庵、渡岸寺観音堂(とても美しい国宝十一面観世音拝観)、黒壁スクエアなどを案内して頂きましたが、小谷城跡、虎御前山等は時間の関係で道路からの眺望となりました。

「もっと時間があれば皆さんに紹介したいところがまだまだあります」と残念そうにおっしゃる太田団長に歴史研究家としての矜持と郷土愛を感じました。もっと戦国時代の日本史に興味のある方が旅のレポートを書いたら、さぞかし、感動、感動の記事になったはずですが、筆者は日本史が不得手な科目でして、そのせいか感動がうまく表現できず少々申し訳ない思いです。

太田団長と一緒に黒壁スクエアで行動していたわが団のY氏によると、太田団長は地元でもかなり有名な方でして、「昨夜の演奏よかったですよ」と黒壁スクエアですれ違う街の方から何度か声がかかったそうですが、Y氏の報告を聞きながら団員全員、嬉しがっておりました。

こうして、たくさんの感動を胸に長浜を発ったのが午後2時。帰りのバスの中では、北村先生が午前3時までかけて制作してくださった、出来立てホヤホヤの、昨夜の演奏曲のCDを全員で聴きました。睡眠不足でいらしたでしょうに翌日の史跡巡りにもお付合い頂いた上、帰りの車内ではこんなに早くCDが聴けて本当に嬉しいでした。全員が静かにCDを聴きましたが、ひとりひとりがそれぞれの思いで流れてくる合唱に聴き入っているようでした。

「今度はZ市で演奏交流をしましょう」とお約束して長浜市民コーラスの皆様とはお別れをしましたが、その願いが叶うことを祈りつつレポートを終えたいと思います。長浜市民コーラスの皆様、聴いてくださった近江の皆様、会場を提供してくださった徳源院様、練習会場を貸してくださった成駒家様、グリーンホテルイエス長浜みなと館様、快適で安全な運転をしてくださった、名ドライバーで美人の琴参バス運転士様、本当にありがとうございました。

2012年11月3日土曜日

唄うバス

滋賀県での合唱交流に向けてバス移動中。車内ではjazzミサの練習を四声でしています。サービスエリアで女性運転士さんに「うるさくないですか?」とたずねたら「癒やされます」と優しいお返事でした。淡河SAを今出ました。