2005年3月29日火曜日

映画 『日の名残り』

春の陽気の空の下、家にこもってスプーン磨きなどという辛気臭いことをやっていると妄想がわく。 2×4建築の我が家も、たちまち、映画「日の名残り」風のお屋敷となる。わたしは下女なのだ。磨きながら鼻歌なんぞ歌っちゃいけない、エマ・トンプソン様は耳が敏くていらっしゃるもの。きっとしかられる。傷つけないようにと、指で磨いてたって埒があかない。

えーい、面倒だ、スポンジとクレンザーでやっちゃおう。というわけで、ピカピカになった。紅茶でものむことにしよう。

2005年3月28日月曜日

モズの仕業

夏椿の枝に妙なものが刺さっている。 近寄って観察してみると、干からびてはいるがどうやら魚らしい。ハエもたかっている。枝をかきわけて匂いを嗅いでみたら、干物のような匂いがした。

すぐ裏を流れる川の魚なのだろうが、まさか自分で枝に刺さりに来たわけでもないと思うので、鳥の仕業に違いない。こういう習性のある鳥というとモズだ。 正直にいうと鳥の名前はさっぱりわからない。判別できるのはスズメと野バト、サギ(これも種類が多い)、カワセミ、ツバメ、セグロセキレイ、キセキレイ、ヒヨドリぐらいのもの。 枝の干物(?)の発見で、モズがいるらしいことはわかったものの、再びハンターの姿を見つけるのは難しいだろうなあ。

2005年3月24日木曜日

ツクシ

雨後はチャンスだっ、ということでザルを持って土手へ。軍手を濡らしながらザルいっぱい収穫する。

指先をアクでそめながら、ハカマをとること30分。終わったときは肩がガチガチに凝っていた。 さっと茹でて水に放つ。流しに捨てた茹で汁は、毒にも薬にもなりそうな怪しいミドリ色をしている。

夕餉に卵とじされて登場する前に、少しだけの予告編でラーメン。何だかラーメンがはしゃいでいるような。またツクシ採りするかって?やなこった~。ハカマとりは疲れる上に、アクで爪は黒くなる。おまけにあれだけ時間かけて、卵とじは一呑みでおしまいだもの。
ツクシ料理は一季節に一回で上等!

2005年3月12日土曜日

おすわりするミニブタ


ミニブタがいるという喫茶店に行った。仔豚のころから飼っているそうで、大の風呂好き。夏場は週一で子供用のポリ風呂容器でバシャバシャするとか。

ママさんが「おすわり!」というと画像のようにちゃんと聞き分ける(うちの子より賢い)食事はピッグフードがあるとかで、人間さまの食事より高価だと飼い主さんがこぼしていた。 なお、本日は某獣医さんのところで年に一度の定期健診(^^;があるそうだ。この日には県下のミニブタが勢ぞろいするのだそうだ。

また、リードをつけてお散歩をすると、通りすがりの人やトラックやバスからの熱視線を浴びると聴き、ちょっとうらやましくなった。

「じゃ、ばいばいしようね」
とママさんがいうと、言葉を理解するのか、細長いシッポをフリフリして裏へ消えた(厨房ではない)この日のランチは豚肉がメインだったが、先に食べていてよかった。

2005年3月1日火曜日

映画 『愛と青春の旅立ち』


<原題 "AN OFFICER AND A GENTLEMAN” 1982年アメリカ>BS2で放送されたのをみる。劇場を含めると、おそらく5回はみているこの映画。 それなのに、ザック(リチャード・ギア)が 教官に しごきを受け、ついには「僕には行くところがない」 と泣く場面では 一緒にオイオイ泣いてしまう。

もちろん、一番いいのがラストシーン。 ここに来ると、寝転がっていた身を立て直し、 正座なんぞ しちゃってハッピーエンドへのエクスタシーを迎える準備 を するわけなのだが。 紙工場で作業する工員(その中にはポーラの母もいる) の羨望のまなざしを集めるなか、海軍士官の眩し過ぎる 白い制服に身を包んだザックがポーラを迎えに来る。 シンデレラのごとく、新世界へ旅立つのだ。 きっとポーラはこのあと任地のハワイとかいって仕官の 奥様として暮らすのねえ。めでたし、めでたし。 単純明快な、愛すべき、そして今でもお気に入りの映画。