2009年11月16日月曜日

梁を歩く猫のいる喫茶店

15日の日記の続編。
金刀比羅宮で「パリ」を感じたあと、ガラさんの案内で「cafe ハナあかり」へ。古民家の蔵を改造した店内はニッポンの女心をくすぐるものばかりで、あっちをみてはキャー、こっちをみてはキャーの連発。一番大きな座卓風テーブルに陣取ったが、すぐ横の四角い箱の中には猫の置物が。

あら、かわいいと触ってみたらグニャリと柔らかく温かい。何と”ナマモノ”だった。オーダーを聴きに来た店のオバサンが「あら、珍しい。こんなところにじっといて」と猫をちらり。とすると私たちはラッキーだったのか。


その猫ちゃん、ケーキに舌鼓を打ちながらもおしゃべりもし続けるという4人組がうるさくなったのか、いきなり二階席から続く蔵の梁へ移動し、尻尾を高くあげてのモンローウォークを披露。

「落ちないのだろうか」とこわごわ様子を見守る二階客の注目を浴びつつ、交差した梁のところでご休憩(画像をクリックすると見えます)ちなみに名前は「ニャン吉」(雌だけれど)


4人それぞれにケーキを注文しお互いにつつきあって味見。有名な高松のルーブで修業をした若いオーナーのケーキは非常に独創的な美しさにあふれ、当然美味しかった。

私はこの「初雪」を食べたが、食べ比べをして気に入ったのは「モンブラン」。fu~さんは最後の1個のモンブランを運よく「お持ちかえり」。


店の入り口にあった「ニボシと猫」の像。先代のハナちゃん(こっちは雄)という猫で、ペットロスから立ち直れないオーナーのために友人が作ってくれたのだそうだ。「今、こうしてお話しているだけで涙ぐみます」と彼女はウルウル。ニボシまで彫ったところに友人の優しさが滲む。

ニャン吉に逢えるとは限らないけれど、ハナちゃんはいつもじっと待っていてくれるので、おいしいケーキを食べにどうぞおでかけ下さい。


※ 「ハナあかり」を紹介したこんなブログがある。手描きの地図画像までついている。

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