2009年3月20日金曜日

会長さん、SOS

生協の宅配物を冷蔵だ、冷凍だと、仕分けしてるところへ電話。冷凍食品を気にしながら出たところ、一人暮らしのK夫人からだった。
「会長さん、ご主人いらっしゃる?」仕事で出ている旨を伝えると、
「洗濯機が乾燥を途中でやめて止まってしまったの。さっきまでヘルパーさんがいたんで、何とか洗濯物を外に出してもらおうとやってもらったのだけれど、ヘルパーさんもわからないというんです。そう…ご主人がお出かけだと、奥さんにはわからないでしょ?」

言葉遣いはシャンとされているが、何だか声に元気がなく心細げだ。すぐ向かいの家に住む娘さんご一家はお出かけで留守だという。うちからだと100Mも離れていない距離だ。
「できるかどうかわかりませんが…」と電話を切り、とりあえず行ってみることにした。

そういえば、さっきほんの数分間だけ停電になった(冷蔵庫の中の灯りでわかった)。それが原因か?K夫人は足が不自由なので、部屋の中の移動には手押し車を使っている。玄関のチャイムを鳴らしたら、庭に面した部屋から
「玄関まで出られないの。ここから上がってください」と促された。

問題の洗濯機は、乾燥機付きの全自動で、実は私はこの手の洗濯機は触ったことがない。勘を働かせて電源をや設定をいじり、何とかロックの解除ができたので、洗濯物をとりだせた。触ってみると、まだだいぶ濡れている。
「乾燥だけでもしましょうか」とピピピと設定。何とか回りだしたものの、はたしてちゃんと乾いたかどうかは見届けてはいない。

「ありがとうございます」と、庭に降りようとする私に、
「これ、塩辛くなくっておいしいの。TVをみながら食べてください」と、あられの袋を握らせてくれた。おそらくご自分用に買い置きしていたおやつだろう。ありがたく頂戴して帰ったが、
「奥さん、えらいね~、頭いいね~」と褒められたのには苦笑してしまった。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

昨日も母に携帯とDVDプレーヤーの説明をしたのですが、それが、今まで何度となくした説明の繰り返しです。『書いておくね』と言いつつ忘れてしまうみたい。
この方も本当にSOSだったと思われ・・・。
電話の相手がmomoさんでよかったですね。
別のお宅だったら電気店に電話したかもしれません。
良い事をされましたね。
今は倒れている人を跨いで行ってしまう様な人種がいる時代だそうですから(+_+)

momo さんのコメント...

少しは役にたった、と思いたい私です(^^)

ご高齢になると、新しいことを覚えるのはたいそうキツいことみたいですもんね~。今の私とて、すでにその兆候が顕著ですもん。PCでもあらたなソフトとかいれていじるのが億劫です。昔は、何でもすぐにとびついたというのに。マニュアルを読むのが苦痛です。