2010年1月24日日曜日

とまらない『1Q84』(BOOK1)

返却期限が来たので、日曜日の半日を費やして読むことを決意。午後1時読了。髪の地肌が熱い。頭を冷やすために愛犬と散歩するも、ホウレンソウを好むドイツシェパードや、『空気さなぎ』や、より尖らせたアイスピック、リトル・ピープル、ギリヤーク人が頭の中をクルクル回っている。田んぼですれ違う人たちが、登場人物と重なり、こっちまで気持ちが不安定になる。昼の月はひとつで二つは存在していなかったことに安堵。

主人公の青豆(あおまめ。女性、珍しいが、これが姓)と天吾が、いったいどのようにクロスするのだろう、いつ、どこで、どんな状態でとドキドキしながら読んでいたら、302ページあたりで、二人の世界が交差する。しかしながらBOOK1ではまだ大人になってからの対峙なし。BOOK2を急いで予約しなくては。

ヤナーチェク 『シンフォニエッタ』↑
冒頭部分で青豆がFMでこの曲を聴く場面がある。先に知っていたのでちょっと嬉しかった。ビートルズの『ノルウェイの森』が他の小説でやはり冒頭に出てきたりと、音楽とお酒が、この人の小説には印象的に登場する。

2 件のコメント:

megu さんのコメント...

うふふ・・・・・。
大きく深呼吸した息を、そぉーっとそぉーっと吐きたくなる、そんな展開ですね。いきなりの首都高速から引き込まれました。
で、水を差すようで気が引けますが(なら言うなよって話ですが)、BOOK3も出版されるそうですよ。

momo さんのコメント...

そう!高速道路の非常階段(?)にこれから目がいくかも。BOOK3が出るらしいとのウワサは聞いていましたが、やはり本当なのね。これじゃネバーエンディングストーリィだ。