台湾鉄道を使う予定にしていたが合理的に動けるようだったので、4000円でオプショナルツアーに参加。昨日のテイさんも有能なガイドだったが、今回の呉さんもユーモアたっぷりの話術を持った人だった。私たち4人をいれて20人近いツアーだった。
「日本人は漢字が読めるので、台湾でも音読みすれば通じると思っている。でもそれ間違いね。訓読みしようが音読みしようがそれは日本語なので、中国語とは違います。下手に読んで、例えばタクシーの運転手に行き先を告げてもかえって混乱を招くだけです。そんなときには指1本を使いましょう。地図なり、目的地のあらわす漢字なりを見せて『ここ』と指さしをしましょう。いいですね、『口いらない、指だけいります』」呉さんのガイドは、情報も豊富であきさせない。
巧みな話術を楽しみながらアッというまに1時間もかからず九份へ到着。ちなみに九份とは「九人前」という意味なのだそう。セブンイレブンの前で全員下車してここからゆっくりと坂をのぼると、両脇にはみやげ物や食べ物の店があり、まだ準備中の店がほとんどだった。餃子や饅頭屋かわからないが、数人がテーブルを囲んで黙々を皮で餡らしきものを包んでいる様子は、世界の日常はどこも同じだ、と感慨深いものがあった。
何も買わないつもりだったが、小さな土産物屋で、100元(270円)でミニチュア小物を発見。意外にもしっかりした作りだったので、散々迷って電話機を買った。もちろん、これはしらゆきさんへのお土産だ。(これはまた番外編で載せます)hanaさんも乙女心をくすぐられたようで、「朝ドラのカーネーションにちなんでミシンを買った」と笑う。店員の女の子がかわいかったので、さっそく昨日マッサージ店で習った「きれい」という意味の「スイ」と彼女に声をかけたところ、ニッコリ笑ってデジカメにおさまってくれた。
(阿妹茶楼の店員さん) |
スタッフの手つきを真似て4人で代わる代わるお茶を淹れてみることした。私や、hanaさん、寒さんは急須にお湯を注ぐだけだったが(これも難しかった)お茶の葉をかえての功夫茶のお作法を思い出しながら頑張ったのはトドさん。
だって11日に、永康街(ヨンカチェ)のチャイナ服のお店で、シックなブルーのチャイナブラウスをさっそく買ったのがトドさんだったのだから。この日はお初に着てきていたのだ!それはそれはこの舞台にふさわしく、まるでお茶屋のマダム・ヤン(わかる人にはわかる)のようだった。
店の前のゴザが、九份犬の指定席。カメラを構えているのが写りこんでいる(^^; |
おまけの番犬の画像は「阿妹茶楼」の手前のレストラン「九戸茶語」の前にいた犬。人懐っこくてガイドさん他皆にかわいがられていた。
2 件のコメント:
momoさん、楽しい旅行記ありがとう。茶芸館で、せっかく入れたお茶が匂いを嗅ぐための小さな茶碗を入れたら半分以上受け皿にこぼれでちゃったのには、爆笑しましたね。思い出しても笑えてきます。momoさんのタクシー内での美声も印象的でしたよ。あれも可笑しかったけど、いい感じでした。続きが楽しみ。ちなみに、momoさんのレポを読んで台北101の高さ、コンマの位置がずれてることに気づき、訂正しました。(^^ゞ
トドさん、コメントをありがとう。あのときは爆笑しましたね。で、いまだに何故お茶屋の人があんなに上手に出来たのか謎です。何か絶対ヒケツがあるに違いありません。2日目のランタン祭りや、3日目の麺探しの旅(?)やら、まだ書ききれていない事柄や載せていない画像もたっぷりあるので、私のルポはまるでネバーエンディングストーリーです。
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