2012年2月14日火曜日

台北女子会(4日目/前編)


~台北女子会(3日目/後編)に続く旅ルポです~   


いざ、北投温泉へ (超、超 長いです) そして事件が…
  (ひどい文章でごめんなさい。のちほどゆっくりと推敲いたしますです)

寒&トド組は、この日に午後の飛行機で帰国。仕事を持たないhana&momoはさらに2泊延泊するので、先発隊とはホテルの朝食バイキングでお別れした。いろいろありがとう。二人だけになった私たちはゆっくり朝食をとり「もう頼れる若い二人はいないのだ」と、少し緊張した気分でMRT(捷運 ・新交通システム)の最寄駅に向かう。

4人でいるときには「善きにはからえ」と泰然自若のhanaさんも、相棒が私だと、鷹揚にしてはいられないのだろう、隠し持っていた機能がフル稼働し始めた。「こっち」「あっち」と私を引率してくれる姿は、颯爽としていた。ついでながら学生時代は理系の科目が得意だったそうだ。

加賀屋・WEBより借りた画像

目指したのは「北投温泉」での混浴。30元のトークンチケット(プラスチックメダル!これをピッとかざす)をまるで慣れたように買い(どうだぃ)淡水線の終着である新北投温泉駅を目指した。実際に目にした温泉地は、イメージしていた「ひなびた温泉地」とは違い、駅も驚くほど近代的で立派。「地熱谷」に向かう少し傾斜した道は遊歩道になっていて台北の繁華街からは想像もできない、のんびりした、美しく整備された温泉街だった。道沿いには近頃TVで、仲居教育で話題になった「加賀屋」もある。



市立図書館・WEBより借り物
駅から歩いてすぐのところにある北投公園には、今回訪れたいと願っていた建物がある。それは市立図書館北投分館で、まるで美術館のような木造建築。

この素晴らしい建築の中を歩いてみたいと、台北に行く前から強く思っていた。

ここは市民に普通に使われている図書館で、低めな書架の間には長椅子がはめ込まれていて、学生らしい若い女の人がヒッソリと本を読んでいた。

窓際にはパソコンする男性、解放的なベランダには椅子とテーブルがあり、飲み物を口にしながら男性が何か書き物をしていた。緑と木と風に抱かれながら本と遊べる台北市民がうらやましい。



その図書館に隣接するのが温泉博物館。日本統治時代に公共浴場として造られたレンガ造りの建物は、現在博物館となっている。

流暢な日本語でボランティアガイドの男性が案内してくれた。hanaさんと年を明かしあい、共感しあって盛り上がっていた。ガイドさんの両親は日本語教育を受けたそうだ。







館内にあるミニシアターの上映中作品ポスター。
上映中の映画が日本人観光客にウけていた。
日活の映画かと思ったら台湾の俳優が演じている
日活風映画だった。




レンガ造りの外装の中は障子があり
何と畳敷きの大広間があった。
大浴場(男湯)でくつろいだ人たちが
ここで休んだり、宴会をしたりしたのだろう。
こじんまりとした女湯もちゃんとあった。

画像はいかがでしょ。
憂いを含んだ女の人に見えるかな。

「そう、その柱にちょっともたれて目線はこっちで…」
とhanaカメラマンの注文が難しい。
おかげでいい女風に撮れたけれど。


このあと地熱谷に到達。
硫黄の匂いにむせながらここからUターンして、いよいよ「北投温泉親水公園」へ。

そうです!北投の混浴風呂へ行くのだ(水着だけれど)


温泉入り口(WEBより)
入って右の建物の中のおばさんに40元(約100円)払って入場。最初hanaさんは「見てるだけ~」のつもりだったがごった煮の雰囲気に興味が湧いたようで、すぐ横にたくさん吊って売っている水着を選ぶことに。

一番安いのが350元(1000円弱)で、「サイズのあいそうなのを」と売り場の女の人に告げたところ、いきなりhanaさんの胴体をむんずとつかんでサイズを確認。ピンクの花柄の水着を選んでくれた。「こんな柄、日本に持って帰っても絶対着ないわ」といいつつも満更ではなさそう。

私は事前に娘から水着を借りてきているので買わなかった


温度の異なる6つの岩風呂(WEBより)
入り口から岩の階段を下りてお風呂へ。階段状になったそれぞれのお風呂の一番低いところにロッカールームとシャワールームがあった。

ロッカールーム(20元 50円ぐらい)に荷物をいれてシャワールームで水着に着替える。私がもたもたしている間にhanaさんはとっとと着替えた。そして二人揃っておそるおそる人種のるつぼの中へ。

最初に向かったのは上の画像の屋根のある風呂。実はここは一番熱いところだったらしく、私たちは「アジジ アジジ」とすぐ飛び出て下の少しだけぬるい風呂へ。

しばらく浸かってのぼせそうになり岩に腰掛けようとしたら、向かいの台湾人らしきおばさんが何か私たちに注意をしている。どうやら風呂の中で立って岩に腰かえることはいけないことらしい。ただなぜそれがいけないのか、最後まで理由はわからなかった。

台湾人、中国人、韓国人、西洋人、日本人と、さまざまな国籍の人がいろんな言語で「熱い」だの「気持ちいい」だの言っているかと思うと愉快。

日本語で「のぼせそうだね」とhanaさんと話していると、目の前に人の良さそうなおじいさんがやって来た。国際交流せねば、と「ニイハオ」と話しかけたところ、そのおじいさんは日本語が恐ろしく流暢で、あいさつの後の話のまあ長いこと長いこと。

温泉の効能から、のぼせたときの対処方法まで、何でも知っていて、京都や四国にも何度もいったことがあるという。30分も話すのでこちらものぼせて来て「もう出ます」というと「おいしい餃子の店案内するよ。ご馳走するからおいで。温泉の出たところで待ってるよ」とおじいさん。


洪さんとスリーショット。momoは顔がふやけています。
異国で、おじいさんとは言え、「知らない人」についていくのは言語道断なこと。正直、風呂から出たときに入り口ににおじいさんがいないことを願った。ところがおじいさんは温泉入り口のベンチで私たちを待っていてくれた。

「案内してあげる。しばらく歩くけれどいいよね」に促されてついていきながら
「もしも、車に乗れ、といったらキッパリ断るか、逃げよう」と二人でヒソヒソ。
「餃子屋でボラれるのだろうか…」
「かどわかされて、どっかに売られる?」
「いや、二人ともこの年だ。もう使いもんにならんだろう」

最初に行ったのはすぐそばの「瀧乃湯(ロイナンタン)」(ここは裸で入るお風呂)の庭。ここでおじいさんはぶ厚くて大きなファイルを拡げて、自分は「日華親善文化交流会」の観光大使だと、おじいさんの記事が載っている新聞の切り抜きを見せてくれながら、立派な名刺をくれた。お名前は洪〇仁さんとある。

この庭先で30分以上は講釈を伺っただろうか…
「なんで、こんな大事なファイルを持ち歩いているのか」とhanaさんが切り込む(汗)
「いや、たまたま必要なことがあって持っていただけ」と洪さん。
「奥さんいるの?」
「ああ、働いているよ」
「じゃあ、奥さんががんばって働いているときに洪さんは風呂に入って遊んでいるのね」

hanaさん、凄すぎる… アタシャ思っててもいえまへん。
話でだんだん見えてきたのは、現役時代は教職についていたらしい。お住まいは駅のそばのマンションで、お風呂には毎日入りに来るという悠々自適の生活。ちなみに年金は月6000元とのこと。

そこからまた移動しながらついた場所は北投駅前にある、非常に活気のある市場の中の食堂だった。どうやら日本人観光客をみつけてはその餃子屋に連れてくるらしく、店の人は慣れたようす。おすすめだという、焼き餃子と蒸し餃子、くずでとろみをつけた野菜のスープをごちそうしてくれた。本当においしかった。

お腹が落ち着いたころ、店のおじさんがにこやかに「これを食べてみろ」(といったと思う)と「龍の目」というナッツのような木の実をくれた。カリッとしたかむと香ばしい味がした。

次に向かったのは市場の果物店。行く先々の店で、店の人と挨拶しながらピーマンのような形なのに食べたら甘い「蓮霧」やナツメ、釈迦の頭のような果物を次々と試食させてくれた。今は台湾も冬だから数は少ないが夏はもっと種類も豊富に果物が出ているそうだ。

そして極めつけは市場の角に店を構えた「お茶屋」。細くて渋い寺尾聡似の店主が工夫茶をふるまってくれた。そのお作法が「大山茶店」とも「阿妹茶楼」とも違う淹れ方だったのでhanaさんと二人「ほう~」と食い入るように見る。

2煎目と3煎目をガラスのポットの中で混ぜ、次は3煎目と4煎目を均等な濃さにして呑むという今まで知らなかった呑み方だった。そして使うたびに急須を特別な布でふく。すると急須は烏龍茶の油と馴染んで年数を経るごとに特別で、高価な急須となるそうだ。この店で洪さんが一袋1000元(1500元?)のお茶を見せてくれる。「よそではこの値段じゃ買えないよ」

この時点で、餃子もおごってもらったし、「買ったほうがいいのかな~」と心がゆらいだが、hanaさんがキッパリと「じゃ、そろそろ」と話をきりあげてくれたのでよかった。

洪さんは駅のホームまで一緒に来てくれた。それもそのはずで、洪さんはホームのビデオで流していた温泉の宣伝番組を私たちに見せたかったのだ。「ここ、ここに出ている」と私たちにしっかり確認させて、手をふって電車を見送ってくれた。こともなく電車に乗れたときは心底ホッとした。

さて、ここまでは、まあよかった。

このあとmomoは災難に…

ホテルに戻って確認してわかったのだが、momoはサイフを落としてしまったのだ。サイフをいれていたポシェットや背負っていたリュックの隅から隅まで探しもみつからない。

パスポートとカード、日本円はホテルのセーフティBOXにいれていたので助かったものの、hanaさんからあずかった3000元、自分が出した3000元をあわせて共同サイフにしていたものを落としたのだ。

おそらく温泉のロッカーの出し入れのときにバタバタしていたので、いい加減に突っ込んだせいだろうと思う。6000元ものお金を落として、まあ~落ち込んだ落ち込んだ、何せ日本円になおすと16200円ほどを落としたことになる。チャイナブラウスだったら3枚は買える!(涙)

ホテルのフロントへいき、日本語のわかる女性にわけを話し、親水公園や警察に電話して聞いてもらったが、お金は出てこなかった。はぁ~。

このあと、ちょっとげんなおしにとhanaさんと二人、まだ使用していなかったウェルカムドリンクのチケットで台湾ビールを飲む。ホテルのレストランとはまた違う、ちょっと洒落たバーの、気持ちよいソファでゆったりと呑んだ。

正面奥にはカウンターがあり、さっきビールを美しいグラスに注いでくれた若い女性が1人たっている。後ろには大きな鏡。ビールでほんわかとなってきた私の目は少しぼやけてきて、「ああ、この目の前の映像はどこかでみた記憶がある…」

そうだ、これだ!
これもWEBより
女性バータンダーを描いた、マネの絵の、この作品を思い出していたのだ。マネの絵の中にいるような優雅な気分と、洪さんの話でhanaさんと笑いこけるうちに気が晴れてきた。いや、hanaさんのおかげが一番大きかったかも。ありがとう。

さて、このあとも夜市のてんわわんやが続く。それはまた後日。(2月25日夜 記述)

6 件のコメント:

かん さんのコメント...

お待ちしてました。
お二人になってからどんな旅になったのか・・

hanaさんは、日頃は能力を温存し、いざという時に発揮されるんです。そうやって省エネモードで、思う存分愉しむ。

旅の達人です。
でも、人にお任せして一切何も言わないってのができるようになる日が自分には来るんだろうか。

お財布落とされちゃったの・・それは大事。大金ですもんね。

秘密の画像、mixiのフォトにアップしてもらえませんか?

一段落したところで構いませんので。

今後を楽しみにしてますね。
私のは???????

トド さんのコメント...

楽しそうな珍道中ですね。知らない人からあまりにも親切にされるとちょっと眉唾かって疑いたくなるのが人情。車に乗せられるか否かでひそひそ話をしていたお2人の様子が目に浮かびます。きっとその時は真剣だったよね。(^^ゞ

財布を落としたのはショックでしたね。
パスポートとカードをホテルに置いておいたのは良かったですね。バタバタするとそういうことも起こりがちです。私も去年、寺の開山500年のイベントに出がけ、バタバタ急いで支度し家を飛び出たので、外のどこかで高価なブローチを落としてしまい、みつからないままです。これだけのご縁だったんだあきらめました。
寒さんが言っている秘密の画像って何のことかな?

ももゆき こと momo さんのコメント...

☆かんさん
本当に旅の達人です。台湾はたまたま初めてだったようですが、聞けばヨーロッパ各国を制覇したツワモノだったのです。

何かの言葉にありました。
「人にまかせるということは、自分がするより倍の労力をようする」(笑)

はい、大金でした。帰国して開口一番 殿に報告したのは「金落とした」でした☆\(^^;

4日目、5日目の画像はほとんどhanaさんがお持ちです。私はカメラを放棄して楽しんでいたので。きっとmixiにアップしてくれると思います。秘密のはあまりありませんが(笑)かんさんのも日記で読んでいますよ~、すぐに感想を書くところが無くて寂しいです…。コメント欄作ればいいのに。

ももゆき こと momo さんのコメント...

☆トドさん
ですよね~、いい大人が餃子にひかれて普通はついていきませんもの。

え~っ、高価なブローチを落としたの!?
それはガッカリしたでしょう。本物の石が入っているのは素人目にもわかるので、きっと誰かに拾われてそのままなんでしょうね。

秘密の画像、とはいってもたいしたことはないのよ。おそらく夜市の画像かと。お二人が楽しんだ夜市とは別のシーリン夜市にいきました。すごい規模と人出でした(^^;

かん さんのコメント...

えっ? ウェルカムドリンクチケット?

そんなのあったんですか?

TVのウェルカムメッセージも見逃したなあ・・・

ももゆき こと momo さんのコメント...

☆かんさん
こちらは関空発のHISツアーだったから
特典が違うかと思います。

セントレアは確か早期割引があったでしょ?こちらは割引がなくドリンク券でした(^^)