2012年10月10日水曜日

近所の芸術家




近所のNさんの青空駐車場に、1年前ほど前から、こんな犬の立体作品が飾られている。作者のNさんは瓢箪の神様みたいな祠(ほこら)を作ったり、オバマ大統領の似顔絵を窓に貼ったりと、首を傾げる「作品」ばかりを作る、ユニークな感性を持つ自由業のおじさんだ(おそらく同年代)

時折、店の前で、孫をあやしている姿をみかけるのだが、「いったいこの犬は何の目的で?」をなかなか訊ねることができないでいた。それが数日前のこと、「涼しなったなあ」とおじさんに声をかけられたので、この際と思い切って訊ねてみた。

「孫になあ、背中に乗れるほどの大きなワンちゃんが欲しい、と言われて作ったんよ。家には小さい犬しか飼うてないけんなあ」

な~んだ、そんな理由かと拍子抜けした。材料はモルタルだそうだ。オバマ大統領のことも聞きたかったが、こちらが観察しているのを知られるのも嫌だったのでこのあたりでやめておいた。作品の独創性とか、出来はともかくとして、このあたりでは一番のアーティストかもしれない。

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