2009年6月20日土曜日

水がめ、現る




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外出から戻ったところ、駐車場に水がめがひとつポンと置かれていた。メモも何にも無かったが、誰が置いて行ったかは簡単に察しがつく。電気釜のKさん※だ。

翌日、麻紐を鎖編みし、簡単な紐を作る。水道に固定するためだ。何故固定するかというと、前もらったかめが、台風で倒れて割れてしまったからだ。

数年前のことなので、Kさんは忘れていたのかと思ったのだが、ちゃんと二つ目を持ってきてくれた。彼女のうちは農家なので、こういったかめが納屋にゴロゴロしているそうだ。

にわか作りの縄(?)で固定して、風呂の残り湯を洗濯用ポンプで注ぎ、ぬめり防止に木炭を少し。これで「渇水対策中」でも、堂々と植木に水が遣れる。
ありがとう、Kさん。
                
………

※電気釜の説明
中学生のときに母親を病気で亡くしたKさんに、担任の先生が暮らしぶりを心配してこう聞いたそうだ。
「ご飯はどうしているの」
それに対して彼女の返事はこうだった。
「はい、電気釜が炊いています」
その話をきいて以来、敬愛の念をもって彼女を「電気釜のKさん」と秘かによんでいる。

2 件のコメント:

megu さんのコメント...

そうですか、今年も水不足になりそう?
降ったら降ったでうっとおしいですが、
降らなきゃ困るし・・・・・。

それにしても友人のKさん、
ステキだわ(^-^)v

momo さんのコメント...

お母さんを早くなくしたせいか、本人は、人並み以上に母性の強い人で、うちの子供が幼稚園のころ、Kさんが家族ででかけると「置いてった~っ」と泣いて怒っていました。それほどに子供に好かれていた人です(^^)