2012年5月10日木曜日

「ピアノ」

先日の日本画展で絵葉書を買う。
深窓の令嬢風な若い女性が振袖姿でピアノを弾いている姿に一目ボレしたのだ。
画家の名前は中村大三郎、大正15年に描かれたもので、京都市美術館所蔵。
少し古い絵葉書で、郵便番号のマスも5個しかないせいか80円の特売だった。

振袖だから独身かな?帯は見事な柄ゆきでふくら雀だろうか。長襦袢は絞りにみえる。
襟足がきれいで、画家はこの女性がお気に入りなのだろう。

女性もきれいだが、それよりも見事な描写のピアノの譜面が気になって
虫眼鏡で拡大してみたけれど残念ながら音符が見えない。
少しでも見えたら知り合いのピアニストに見えたら案外すんなりと曲がわかる気がしたのに。

ピアノについては「ANT.PETROF」としっかりメーカーが読めたのでちょっとググってみた。
京都の明倫地区の有志の方が旧明倫小学校に寄贈されたものだそうで、ピアノの創業者はアントニン・ペトロフ。
今もちゃんとチェコのメーカーとして存続しているそうだ。

驚いたことに、京都芸術センターに保管されているとのことで修復され(た?)る予定らしい。
さるホームページの情報から楽譜もわかった!シューマンの「小さなロマンス」なのだとか…
う~ん、きけばたぶんわかる気がする。

ということであとでYouTubeから探して貼ってみます。絵葉書と併せてお楽しみください。

 

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