
トーク本番5分前に1階の展示室に入室。すでにhanaさんとfu~さんが来てくれていて再会を喜び合う。
午後2時ジャストでトーク開始。お客は40名ぐらいだったろうか。「県外からおいでの方いらっしゃいますか」と話を来館者に振り、hanaさんに「京都です」と無理やり言わせる。
1階2室の案内をすませ2階へ向かう。1階の作品をもう一度みる方もいるので、「5分後に2階の作品の案内開始です」と告知してスロープ状の階段を移動。移動の途中で、「そうだ、カラスの版画の複製があるかも」と確認したくて、2階の展示室に直行せず、グッズ売り場に寄り道した。
というのも、「5分後に」と伝えたので、2階の次の展示室には、鑑賞者が、それぞれにエレベーターなりスロープ状の階段なりで、再集合するものだと思い込んでいたのだ。これは誤算だった。
ハッと気がつくと、「迷わないように」と用心深い鑑賞者が数人、私のあとからついてきていたのだ。なのにこのトークボランティア(私)は、なぜか展示室に向かわずに、加山又造グッズ売り場特設会場でなにやらウロウロと探している。「ここも解説があるの?」と思ったのだろう、そのまま私に素直について来ていたらしい…。
しばらくして自分のしでかしたことに気がついた私
「すみません。ひきづりまわしまして。展示室はこちらです」と平謝り。すべては「カラスの版画」が頭に浮かんだせいだ!ああ、一生の不覚。hanaさんとfu~さんは幸いにして「ついてきて」いなかった。