2009年5月12日火曜日

噂のサンダル

 一時期、エスカレーターへの巻き込みが注意されていたクロックス社のサンダルニセモノを買う。きょう初めて犬の散歩時に素足で履いてみたところ、快適、快適とっても快適。足に吸い付くように馴染んで、長く歩いても疲れないのだ。老若男女がとびつくわけだ。

あまりにも気持ちよかったので、玄関にもう1つ、裏のデッキ用にもう1つ、かなり大きめを買った。家の者全員が履ける様に27センチ。ぶかぶかだが、大は小を兼ねる(?)。グリーンが私専用で、ゴミ収集車が来たときにすぐにつっかけられるように(曜日を忘れているときがある)ワンサイズ大きい24センチ。

ついでにトイレも洗面所も… と思ったが、上下なくなりそうで断念。
潮干狩りも、ホテルのビーチも(行くことがあるのか?)これで兼用だ。

2009年5月10日日曜日

クラムスコイ《忘れえぬ女(ひと)》


meguさんが「トレチャコフ美術館展」に行くというので、ミュージアムグッズを2人分お願いしたところ、クリアファイルと絵はがき、ボールペンを送ってくれた。さっそく、クラムスコイの絵が大好きだというご近所さんに差し上げたところ大喜び。お礼にと、タケノコとワラビの炊き込みご飯をいただいた。お料理上手な方なので、何かのお礼はいつも手作りのお菓子や、赤飯とマメに作って届けてくれるので、いやしんぼの私はそれが楽しみだ。

まだ温かい炊き込みご飯を玄関先で手渡ししてくれながら
「あのクリアファイルは冷蔵庫に磁石でとめてあるの」とおっしゃる。美しい彼女をながめては、食べ過ぎないように、と自分を戒めているのだそうだ。

さて、この絵。《見知らぬ女(ひと)》と呼ばれることもあるけれど、《忘れえぬ女(ひと)》の方がずっといい。meguさん、どうもありがとうございました。

2009年5月9日土曜日

『魔術はささやく』

 数日前からの、お寝間の友。読んでいるのは単行本なので、貼った画像の文庫の表紙とは全く違う。単行本は仮面舞踏会風の表紙カバー。

あらすじは以下
「それぞれは、社会面のありふれた記事だった。一人めはマンションの屋上から飛び降りた。二人めは地下鉄に飛び込んだ。そして三人めはタクシーの前に。相互の関係などまったく想像もできないように仕組まれた三つの死。さらに魔の手は四人めに伸びていた……。だが、逮捕されたタクシー運転手の甥、守は、知らず知らず事件の真相に迫っていたのだ。日本推理サスペンス大賞受賞作」
自分の頭で整理するのが面倒なので引用。

あいかわらず、前夜までの筋を一部忘れるので、もどりもどり読んでいる。それぞれの若い女性のどこに接点があるのだろう。今第3章、113ページ。守が「情報チャンネル」を入手した。ふむ、だいぶ方向がみえてきた。

【追記】5月30日(土)
まだ、読了していない。あと少し。

★6月7日午前中追記
まだ、読了せず。あと、もう少し。

2009年5月8日金曜日

「何処かでお会いしたような…」

美術館がらみの話第3弾。
トーク終了後、展示室でhanaさんやfu~さんと話しているところに、美術館ボランティア仲間のSさんも加わった。彼女をじぃ~っと見つめていたhanaさん、
「何処かでお会いしたような…」
「?」と私。どこに接点が…
「そのお洋服に覚えがあります」とhanaさんが、Sさんをみてニッコリ。

それもそのはず、ブログに登場した彼女が、たまたま同じ服でボランティアに来ていたのだ(白い服がSさん)

ブログに載ることは、もちろんSさんは承知していたが、見知らぬ人にニッコリと話しかけられて面くらいつつも、嬉しそうだった。私の存在する二つの世界を、ネットが繋いだ瞬間を目撃した気分。

2009年5月7日木曜日

夕景クルーズ

5月6日、美術館「加山又造展」鑑賞後のお話。
サンポートそばの店で弁当とビールを買い込み、瀬戸内の女木島、男木島を周遊する「夕景クルーズ」に女3人で参加。いざ、乗り込んだら、弁当持参という豪胆なグループは私たちだけ。受付の船会社の女性社員にウける。

「このあたりがゆったりとお弁当が食べられる」と席に座ったとたん、前席の二人が「こんばんは」と振り向いたではないか!「なななな、なんで○○くんがここにいるのよ~、しかも女性連れで!なんでどうしてぇ~?私たちがここに来るの知っていたのぉ?」と、女3人が騒ぐ騒ぐ。事情をきくと本当に偶然だったらしく、私たちが乗船手続きをしているのをクルーザーの窓越しに目撃した○○くんは、まさかっ、とわが目を疑い、固まったそうだ(画像は下船後に偶然の出会いを祝っての記念写真)


 さて、船とくれば「タイタニック遊び」がお約束。夕景スポットに停泊中に「はやく撮って~~~~」と叫びながら撮ってもらったもの。瀬戸内の海もここではかなり波があり、クルーズの突端で腕を広げるのは案外怖かった。でも、カラダをはってがんばった。が… 写ったのは手の先だけ。しかもデカプリオはいない…。


 夢中で撮影中のhanaさん。fu~さんはデッキにしゃがみこんで、デジカメを向けたかと思うとじぃ~っと島影をみつめている。特別な思いで夕景に臨んだことがあとでわかった。どおりでなにやら憂いを含んだ表情でありました。

hanaさんのパワーで、奇跡的に雨はあがり、すばらしい夕景までみることができた。おそるべし晴れ女パワー!夏と秋にまた企画があるそうなので、今回ご一緒できなかったみなさん、次回はあなたがタイタニック遊びをする番です。また行きましょう!

2009年5月6日水曜日

お客を引きずりまわす

 トーク本番5分前に1階の展示室に入室。すでにhanaさんとfu~さんが来てくれていて再会を喜び合う。
午後2時ジャストでトーク開始。お客は40名ぐらいだったろうか。「県外からおいでの方いらっしゃいますか」と話を来館者に振り、hanaさんに「京都です」と無理やり言わせる。

1階2室の案内をすませ2階へ向かう。1階の作品をもう一度みる方もいるので、「5分後に2階の作品の案内開始です」と告知してスロープ状の階段を移動。移動の途中で、「そうだ、カラスの版画の複製があるかも」と確認したくて、2階の展示室に直行せず、グッズ売り場に寄り道した。

というのも、「5分後に」と伝えたので、2階の次の展示室には、鑑賞者が、それぞれにエレベーターなりスロープ状の階段なりで、再集合するものだと思い込んでいたのだ。これは誤算だった。

ハッと気がつくと、「迷わないように」と用心深い鑑賞者が数人、私のあとからついてきていたのだ。なのにこのトークボランティア(私)は、なぜか展示室に向かわずに、加山又造グッズ売り場特設会場でなにやらウロウロと探している。「ここも解説があるの?」と思ったのだろう、そのまま私に素直について来ていたらしい…。

しばらくして自分のしでかしたことに気がついた私
「すみません。ひきづりまわしまして。展示室はこちらです」と平謝り。すべては「カラスの版画」が頭に浮かんだせいだ!ああ、一生の不覚。hanaさんとfu~さんは幸いにして「ついてきて」いなかった。
                                      

2009年5月3日日曜日

加山ユウゾウ

「加山又造展」案内トークのリハーサルを閉館後の展示室でした。
帰りを急ぐ私は原稿を手に、機関銃トークで終了。
お次はMさんで本番は明日だ。「まだ完全ではないのですが…」と
おっとりとした口調で立ち位置を決め、リハ開始。

シーンとした展示室で彼女の声が響く
「本日は『加山ユウゾウ』展においでいただき…」
立会いの学芸員氏と、私を含めたボランティア二人は
ヘナヘナヘナと座り込みそうになる。

「お願いですから、名前だけは間違わないでね」と学芸員。
しかし、アガってしまった彼女からは幾度も「加山ユウゾウ」が出る。
翌日の、彼女の本番はどうなっただろう。わが身にもふりかかりそうで怖い。