2011年4月9日土曜日

中村晋也美術館

祖母の13回忌の朝、目覚めが早かったので一人コーヒーを入れて実家の窓から外を眺める。ウグイスの声も聴こえ、上々の朝。叔父が迎えに来て、うちから順番に叔母たちをピックアップして東本願寺別院に到着。少ない人数で法要したあと、叔父宅で精進落とし。飼い猫の老猫2匹がそろりそろりと寄ってきて、ワイワイにゃーにゃーと賑やかな宴席となる。「すぐ裏の歩いていけるところに鹿児島では有名な彫刻家の美術館とアトリエがある」と叔父が言うので早めに食事をすませ、ひとり「中村晋也美術館」まで行ってみた。3階まである大きな建物で中には大きさがさまざまのブロンズがびっしり。鹿児島中央駅にある「若き薩摩の群像」や「大久保利通公」はこの方の作品。叔父が「篤姫」もこの人が作ったとか言っていたが、これは未確認。
たくさんあるブロンズの中で好きだったのはステンドグラスのある部屋に何体かシリーズで作成された「ミゼレーレ�」若い女性の祈る姿が胸を打つ。これらの作品は1996年のパリで開催された「中村晋也展」でパリ市民の反響を呼び、ヴァチカン美術館に収蔵されたそうだ。あと「太宰治」が印象に残った。宴席を抜け出しての駆け足の鑑賞だったが、行ってよかった。帰りがけに受付の女性にお礼を述べながら「ひとりでブロンズに囲まれていると圧倒されて怖くなる」と感想を言ったところ「そうおっしゃるお客さんがけっこういらっしゃいます」とのことだった。叔父の家に戻るために歩いていたらスーパーの前でワンちゃんに遭遇。鹿児島のワンちゃん代表で写させてねー、頼んだところじっとして賢い被写体になってくれた。この画像はまたのちほど。

2 件のコメント:

のり子ちゃん さんのコメント...

今日は楽しかった。カラオケに行ったのは何年ぶりだったでしょう。合唱してるから、よく声が出てましたね。中村晋也美術館はいつも横目で通り過ぎています。今度行ってみようかな。篤姫のブロンズは、本当ですよ。テレビで放送してましたよ。

momo さんのコメント...

さっそくコメントをありがとう。本当に楽しいひと時でした。私はあれからアミュで『英国王のスピーチ』を見ましたよん。篤姫のブロンズはいまどこにあるのかあとで調べてみます。いつか見なくてはね(^^)

『中村晋也美術館』はおすすめです。ステンドグラスのある部屋「ミゼレーレ」のコーナーが一番よかった!ぜひ寄ってね。