2011年2月2日水曜日

「レ・ミゼラブル」10周年記念コンサート

<V・ユゴーの原作本にある今では超有名な挿絵>

=1月20日道行を来て映画を観にいった日の続きの日記です。レ・ミゼラブルの感想をまだ書いていなかったので=

ロングランを続けているミュージカル「レ・ミゼラブル」10周年記念コンサートの映画バージョンを高松のワーナーマイカルシネマで観た。実はコンサートバージョンとは知らず、てっきり舞台そのものを撮影したものとばかり思っていたので、全くダンスシーンの無い舞台に最初はびっくりした。徐々に「これはもしかして歌だけ?」ということに気がついていく…。

主役のジャン・バルジャンをはじめ、宿敵ジュベール警部、薄幸のフォンテーヌ、娘のコゼット、と歴代のキャストのなかから選りすぐったスターたちがミュージカルナンバーを披露しながら、物語は進む。歌の素晴らしさ、表現力に圧倒されてぐいぐい引き込まれ、ジャン・バルジャン役の男優の切ない歌や叶わぬ恋を切々と歌うエポニーヌのバラードには涙がこぼれそうになった。

女性の心にど・ストライクな物語でしかも歌オンリィだったので、隣席の殿にはキツいかな、と顔をみると意外にものめり込むようにして観ている。ちょっと安心して、再びスクリーンに集中(実は殿には何処に行くかを知らせず誘った)

フル・オーケストラと、200人のコーラス隊が参加し、コンサートのグランドフィナーレには各国のジャン・バルジャン役者10数人が登場し、劇中歌「民衆の歌」(Do You Hear the People Sing? )をバトンリレーのように歌い継ぐ姿は大感動だった。

割引一切無しの2000円で平日ということもあってか、席はガラガラ。観始めた頃はちょっと寂しかったが、幕が降りるころにはそんなことはどうでもよくなっていた。観ることができてよかった。皆様もDVD発売のおりにはぜひご覧ください!

おまけなお話をふたつ。
★ひとつめ。イギリスのオーデション番組で超有名となり、日本の紅白にも出場したスーザン・ボイルが、オーディションで歌ったのが、コゼットの母フォンティーヌ(後に死んでしまう)が切々と歌いあげる♪夢破れて( I Dreamed a Dream )。YouTubeでど~ぞ

★ふたつめ。ヴィクトル・ユーゴーがこの原作の売れ行きを気にし、出版社に「?」とだけ記した問い合わせの手紙を出し、「!」とだけ記された返事を受け取ったという。何かとひっぱりだされる世界一短い手紙が、これ!

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