2010年11月2日火曜日

着付け教室3回目ー帯ー

教室2回目からは友人Kさんと一緒に行っている。講師のM岡先生も助手M葉先生ともに、この日もほれぼれするような着物と帯をコーディネイトして来られた。美しい、とわかるだけで着物や帯の説明、例えば歌にあるように♪結城に塩瀬の素描の帯が~ と言いたいのだが、さっぱりわからない。

本来は、「では始めます」と先生が挨拶されるときは、きちんと着物を身につけて私たちも挨拶をしなければならない。なのに、長襦袢や袷の着物がうまく着られず、ウエストあたりが団子状態になっていたり、襟元がよれていたり、胸がはだけていたりと、乱れた状態での授業開始となってしまった。

さて、この日、名古屋帯を習ったものの、うまく背中に乗ってくれない。右手を後ろに回し、背中で折りあげて仮紐でお太鼓を作るやりかたなのだが

「左手は親指以外を背中の帯にいれて、親指はしっかりお太鼓の下を決めて」

と先生の言葉通りにやっているつもりが、手が逆になりねじれてつりそうになる。あげくは帯が落ちてきて舞妓さんの帯状態。友人のKさんは先生に褒められていたというのに。

画像はグチャグチャながらも、とりあえず結んだので、帯が背中で止まっているうちに記念撮影。
「最初はこんなだった、といういい記念になるわね」と先生が笑う。

着物一式は案外に重いので、韓国3日間の旅みたいキャスター付きのスーツケースにいれて持参。そういえば、こんな風に、頭をアップにして(私はショートだけれど)、その頭に不似合いな洋服で、キャスターつきスーツケースをひく集団を、JRの車内でみかけ、いったい何の集団だろうといぶかしく思ったことがあったのだが、今は理解できる。

正体は「着物をきて〇〇する会」に参加した人たちだったに違いない。これが上級者となると移動中もずっと着物らしい。私にそんな芸当ができる日は遠い。

2 件のコメント:

nono さんのコメント...

♪結城に塩瀬の素描の帯が~

「すがき」が「素描」だったなんて、はじめて知りました。まさに目からウロコ。♪粋な黒塀みこしのまつ~とか、♪箱根の山は天下のけん かんこくかんもものならず~とか、平仮名部分は意味など考えずに諳んじて歌っていたわけで、この「すがき」もそうでした(^^ゞ いや、「ゆうき」も「しおぜ」も、これに近いかなぁ。

それにしても、昔の人は偉かったのね。
便利になるってことは怠けること・・・やっぱりコレ、本当だ。

momo さんのコメント...

ふだんに着物をきて、しかも家事をしていたことを思うとすごいことだな~と思います。着物は汚さないことを前提に作られているので(洗うことを滅多にしない)、家でいざ洗うとなるとかなちオオゴトだったでしょうね~。しかも何処かへ洗い張りに出す、なんて贅沢だったでしょうから。洗って、再び縫う過程を想像すると気絶しそう。