2010年8月18日水曜日

『あるキング』伊坂幸太郎


弱小地方球団・仙醍キングスの熱烈なファンである両親のもとに生まれた山田王求。“王が求め、王に求められる”ようにと名づけられた一人の少年は、仙醍キングスに入団してチームを優勝に導く運命を背負い、野球選手になるべく育てられる。期待以上に王求の才能が飛び抜けていると知った両親は、さらに異常ともいえる情熱を彼にそそぐ。すべては「王」になるために――。人気作家の新たなるファンタジーワールド。ー徳間書店の紹介文より


久しぶりに小説を読む。読者をとんでもない世界に運んでくれる伊坂幸太郎は好きなのだが、この話はいったいどこで盛り上がればいいのか、よくわからなかった。前半はおもしろかったのだけれど、後半が哀しかった。結末に至っては心の中が消化不良。他の伊坂作品を読もうっと…

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