2009年8月1日土曜日

美術館の日

今年から、8月の第一土曜日が、「美術館の日」となり無料開放される。
(実は知らなかった…)
「ふらっとアート」の手伝いを募集していたので午前9時に家をでる。バスで移動中に強い雨。JRが5分ほど遅れたのは「どうやら雨のせいらしい」と乗客が携帯で話をしていた。集合時間の11時前に到着。エントランスホールで演奏会を待っていたら、G嬢が友達とあらわれ仰天した。

あちらもまさか私が待機しているとは知らず驚いたらしい。「通り抜け」たいので来た、と申し訳なさそうにG嬢。いえいえ、いいんですよ~、この美術館北から入って南へ抜け、少し歩くと商店街なので、その用途で来館する人が多いのです。それと涼みに来る人もね(笑)

昼食は、ボランティア仲間のM&Kさんと3人で連れ立って「あかしや」へ。冷やしぶっかけの小とちくわで310円。そのあと1時までは個別に行動。M嬢は閉館後にトークリハがあるため最後の追い込みで図書館へ
。私はオスカール展の会場へ戻り、作品の位置確認。会場で流しているDVDを見たかったが、場内地図を描くのに時間をとられて見る時間なし。

午後1時。ロトーデッサン、コラージュ、モビール、パラシュート作り、デカルコマニーとたくさんの体験コーナーの中で、デカルコマニーにドライヤーを担当。つまり絵の具を乾かす役目。デカルコマニーとは二つ折の紙に絵の具をサンドウィッチし、圧力をかけ、開いてみると、あら不思議こんな形が… という技法。使う絵の具はアクリル絵の具。皆、このときぞとばかり絵の具を盛り上げるので、なかなか乾かない。

腹ごしらえ(?)のすんだガラ嬢ご一行が再び当館へ。デカルコマニーを体験してもらう。真剣な目つきがかわいらしい。髪を短くしたG嬢をみんなに教えてあげようと携帯で画像をとる。が…あとで消えてしまった。

 画像は私の作ったもの。絵の具はほんの少し、狭い範囲に乗せる方が葉の葉脈のような文様ができ、美しい仕上がりとなる。欲張ってはいけない。

美術館の講座で絵を習っているらしきおじさんに
「デカルコマニーの発祥の地は?」と訊かれて困った。
幸いにもすぐ横にM学芸員がいたので、そちらに話をふる。フランスが発祥の地で、当然フランス語なのだそう。おじさん、わかったか☆\(^^;)

午後3時、こっそりと休憩タイムで、M嬢と二人、館内の喫茶店へ。レギュラーコーヒー380円をオーダー。M嬢はシナモンコーヒー480円。リッチ!注文をとりにきた店のママに「この前何かの雑誌に、ここが紹介されていて、コーヒー紅茶のお替りOKと載ってましたね」と話をする。「そうでしたか~、載ってましたか~」とあまり歓迎していない風。だが、ちゃんとお替りを淹れに来てくれたので戦略成功。4時、アートのお手伝いの人たちに喫茶店から出てきたことがバレないよう、コソコソと図書室へ。

それぞれの仕切りのあるコーナーで、M嬢は再びリハーサルの詰め。私も同じく文章の推敲。5時5分前までみっちりここで過ごした。かなり整理ができ気持ちが落ち着く。そろそろ展示室のリハに行こうかと、たちあがる私に「寝てました、私」とM嬢。肝っ玉太い(笑)

午後5時。閉館後にリハ開始。あすが本番のM嬢とTさん、そして私の3人がリハーサル。家が遠い私から先にしてもらう。なるべく早く終わらせたかったので、いつものように原稿を読むだけの機関銃トーク。リハは緊張するが、絵に好きなだけ近寄れて、学芸員にたくさんの疑問がぶつけられるので嬉しい。

高松駅から坂出駅へ移動。駅前のハナミズキ広場は祭りの踊りで人、人、人。そこへ雨がどしゃぶり。気の毒に。きになりながら帰路についた。

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※エントラスホールでのミニコンサートが2回。選曲がよかったので記念に書く↓

演奏は トリオ・ティラーレ 西浦弘美(ヴァイオリン)榎並香織(チェロ)大山まゆみ(ピアノ)
チェロの榎並さんの衣装がすばらしく、朝はオレンジ色。午後は光る布地で美しかった。
お話を少ししたが、映画のデュプレの話をすればよかったと今頃思いつく。

午前11時 演奏曲目
1、愛の挨拶(エルガー)
2、ディベルティメントKV254変ロ長調 第1楽章(モーツァルト)
3、世界の車窓から(溝口肇)
4、ワルツィング・キャット(ルロイ・アンダーソン)
5、シンコペティッド・クロック(〃)
6、情熱大陸(葉加瀬太郎)
7、トップ・オブ・ザ・ワールド(カーペンター)
アンコール ダンシング・クィーン(マンマミーアより アバ)

午後1時30分
1、愛の挨拶(エルガー)
2、夢(ドビュッシー)
3、『ワンス・アポナ・タイム・イン・アメリカ』よりアマポーラ(ジョセフ・ラカジュ)
(アマポーラとはひなげし)
4、リベルタンゴ(ビアソラ)
5、ラ・クンパルシータ(ロドリゲス)
6、レイン(坂本龍一)
7、ラスト・エンペラー(〃)
アンコール ダンシング・クィーン

選曲は午後が好き。リベルタンゴがよかった!

2 件のコメント:

megu さんのコメント...

あのエントランス・ホールでミニコンサートは素敵過ぎます。さぞかし、心地よいサウンドでしたでしょう。
それに、選曲もいいですね(^o^)丿

ももゆき さんのコメント...

そうそう、選曲にセンスがありました。
わりと新しい曲というか、話題になった曲が
たくさんあって、いまさらながらにタイトルを知ったのでした(^^)