2012年8月13日月曜日

北京へいらっしゃい

11日、土曜日の話。
JR高松駅から、美術館に向かって歩いていたところへ、年配の男性から「商店街はどちらの方向に行けばいいですか?」と声をかけられた。
ちょうど美術館と同じ方向だったので案内した。

「私、中国人です。北京から来ました」との自己紹介にびっくり。
というのも、かなり流暢な日本語だったからだ。聞けば大学で日本語を専攻し、北京では日本語講師をしているそうだ。

「本当にお上手です」の、私の言葉に「お恥ずかしい。まだまだです」という謙遜する日本的な美徳もしっかり学んでいらっしゃる。「ふるさとはどこですか?」と聞かれたので、鹿児島だというと、「灰の降るところですね。砂の温泉もあった」と言うではないか、何と言う博識。何十回も来日し、日本各地を訪ねているそうで、「もう、世界のあちこちにも行かれたのでは」と聞くと、日本語を勉強したいので、日本だけ個人旅行しているそうだ。

「実は学生時代に少しだけ中国語をかじりました。そのころは毛沢東政権だったので、♪毛沢東は太陽だ、という歌を授業中に歌ったんですよ」と少し歌ってみせたところ、非常に驚かれた。

三越まで案内し、真向かいの中央郵便局で日本の切手を買うことをおすすめした。ついでに写真も一枚。お名前は李さん。ご住所のメモも頂いたので写真を送ってさしあげようと思う。

別れ際に
「北京へぜひいらっしゃい。ご案内しますよ」とニッコリ。
「再見!」の別れの挨拶に「再見」と手を振ってこたえてくれた。素敵な77歳だった。

4 件のコメント:

kaoru さんのコメント...

個人と個人とのおつきあいは中国であれ、韓国であれ、いいのにねぇ・・どうして国と国になるとあんなになっちゃうんでしょう?
私も行ってみたいなぁ・・・中国も

momo さんのコメント...

本当にここのところ陣取り合戦ばかりで…。
高松空港からは春秋航空から上海便が定期的に出ているの。上手にチケットをゲットしていつか上海に行きたいと思っています。

トド さんのコメント...

長野からのアクセスです。よい出会いがありましたね。またいつか北京の李さんの案内でいけるといいですね。私は息子が北京の大学に留学していたとき、夫と春に行きました。世界遺産がたくさんあるし、見どころ満載ですよ。中国語まったくだめなので、ニーハオと謝謝だけであとは英語ですませました。

momo さんのコメント...

台湾では年配の方に餃子をおごってもらったりと、アジアの男性とは縁があるようです(^^)

私も台湾に行く前にあわててカタカナ中国語をメモしたぐらいで聞き取れないし、もちろん話せません。あ、でもハオチーとハオフーの違いは覚えてますよん。

基本は英語です…トドさんほどに話せたらなと思います。

長野を満喫していますか?
夏休みもあと少しですね。新学期は怒涛のいそがしさが待っていますね。