2012年6月17日日曜日

1924人間機械

エレベーターガールと舞台装置をメモる

神奈川、京都 と巡回して来た「村山知義の宇宙」展の案内トークが無事終了。戦前から絵画、舞台美術、建築、デザイン、演劇とマルチに活躍してきた人物なのだが、あまりにも多才で仕事が多岐に渡っていたので、つかみどころがなくて苦労した。ダダイスム、マヴォ、三科、意識的構成主義、と?な言葉が今もまだ頭の中をグルグル回っている。

6月10日、関連イベントで「やなぎみわ演劇プロジェクトvol.3ー1924人間機械」を美術館のエントランスで観劇。前衛劇をみたのは初めてで、興奮した。椅子席は4000円、立ち見は1500円。(もちろん1500円の席です)

やなぎみわの演出による舞台作品で、村山知義と彼の作品にもとづくフィクション。舞台には語り部としてエレベーターガールが登場し、彼女の大きな写真作品に登場するエレベーターガールをみていただけに、二重に面白かった。ブルーの制服はルバシカ風なデザイン。この制服を着た女たちが後半仮面をつけ踊り、語り部となる。ちょっと怖かった。村山役の男優のダンスがキレがよくて素晴らしかった。

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