2008年9月30日火曜日

オペラ座の天井画


パリ旅行中の寒水魚さんから絵はがきが届く。オペラ座の天井画はシャガール!
パリからストラスバーグに向かうTGVの中で書かれたもの。


アールヌーボーの巨匠エミール・ガレの故郷、ナンシーの街から投函したとのこと。
こちらは切手。日本に比べるとずいぶん地味目。


パリに数日滞在し、ルーブル美術館でも長時間過ごしたとか。
その影響もあって、こんな本を買ってしまった。


どうです、アングルの描いた美女!
解説によるとデフォルメされたが故、通常より背骨が3個多いそうだが…
よ~く眺めてもわかりませんっ!

2008年9月20日土曜日

レストラン「デュシャン」


美術館ボランティアの仲間が、
近々、研修とレクリエーションを兼ね神戸の「コロー展」へいく。 残念ながら私は不参加だが、先日の会合で、幹事のAさんの読み上げたスケジュールで

「昼食は『デュシャン』という名前のレストランです」に、居合わせた面々から
「おーっ!」と声があがる。
「もしかして、便器が器(うつわ)?」
「中身はカレーライスだったりして」に皆爆笑。
「残念ながら、普通のレストランのようです」とAさん苦笑。

トークの勉強で鍛えられているだけあって、”デュシャン”から連想するものがボロボロ出てくるのがおもしろい。 私の4年近いトーク史上、一番苦しめられたのがデュシャンの「大ガラス」 (本当はもっとながったらしい名前)
http://surrealisme66.blog53.fc2.com/blog-entry-88.html

こんなに頭を抱えた作品ははじめてだった。 これってゲージュツなの?いまだにわかんねー。
画像は「泉」という作品です。これが食器だと…ひいちゃうね、やっぱり。
参考までに http://www.arclamp.jp/blog/archives/000255.html 

2008年9月17日水曜日

坂の上のくま


司馬遼太郎を読んだ人に間違いなく「ミスタッチでしょ」と言われそうなタイトル。 先週訪ねた、松山市街中にある「坂の上の雲ミュージアム」のおシャレな作品です。 組んずほぐれつのクマちゃんたちをご堪能ください。


オトコたちだけの手芸部ってのが笑えます(芸術家集団でしょうが)


当時の「坂の上の雲」新聞連載分が、すべて壁に展示
「坂の上の雲」といえば人気小説で文庫本8冊組で読めますが 友人から半年間も借りたあげく、最初の数ページで挫折し お返しした「情けない思い出」があります。 歴史小説苦手はわたしだけでしょうか。

2008年9月13日土曜日

ニラの花

 

ニラの花は、よ~くみると姿形がかわいらしい。しばらくすると花は黒々とした種になり、また一面にニラの葉を繁らせてくれる。ほとんどほったらかしなのに、どんどん増えるのは、土地と相性がいいのかも知れない。ニラをみるたびに、キムチ鍋やニラ玉を作らねばならない、という思いにかられるが、そうしばしば欲しくなる献立でもないので、なかなかその気にならない。かくしてニラは食べられることなく、またどんどん増えるのである。
Posted by Picasa

2008年9月6日土曜日

『シズコさん』


絵本をなめていた私が見事にノックアウトされた『100万回生きたねこ』の著者、 佐野洋子の新刊エッセー『シズコさん』です。読後の第一声が「よくぞここまで正直に」でした。 「子どものころから母親が嫌い」だった著者が認知症になった母親の介護を通し 自分の来し方や、母親との関係を振り返るエッセーです。

すべての女性はどこかに大なり小なり母原病を抱えていると思うのですが、 著者の場合「嫌い」と言い放ち、そんな自分をうけいれることで、あらたな母親との 関係を築けたのだろうと感じました。心情的にも、またお金のからむ話でも赤裸々に 書いていて、ええかっこしいの私には、そんな著者がまぶしく見えました。

今、ご自身のおかあさんの老いと身近で向き合っている方はヒリヒリの度合いが 強いかも知れません。老親とは遠くに住む私でもいくつかの箇所で涙しました。 私自身は、両親が元気なのをいいことに、弟夫婦にまかせっきりの、 実にどうしようもない姉であり娘ですm(_ _)m

2008年8月7日木曜日

マメをつくって巫女になる


昨日は中学生~社会人から一般募集した「鑑賞サポーター」と組み ボランティアをしている美術館特別展の作品鑑賞の実演をした。 担当したのは金沢健一の『振動態』 展示室の画像は撮影禁止なので参考写真(金沢氏本人のパフォーマンスの様子をネットから探してきた)

四角い鉄板に、茶漉しを使って人造大理石の砂をまんべんなくまく。
「お菓子教室でパウダーシュガーを振るう気分です」
と話しながら進行。観客笑う。 鉄板の端をスーパーボール(子供のオモチャの球)で擦(こす)り始める。 同時に鉄板から低い音が響きはじめる…

はずが、うまく響かすことができず、何度もやっているうちに指にマメができた。 私よりも実演経験の豊富な、鑑賞サポーターの中学生Mちゃんは指のマメに バンドエイドを巻いてがんばっている。何度やっても成功しないようで 「私は選ばれた人じゃないのかなあ」と哀しげ。 いったい何が違うのか、最初から一発で振動させる人もいる。 私もできなかったので、お互いのマメをねぎらいつつため息。

2時間ほど経ったころ、気をとりなおして、鉄板に心をよりそわせてみた。 振動に身をゆだねてみたのだ。 そうしたら… 振動の神様が降りてきたのだ。

振動は鉄板から指に伝わり全身を包みだし、ウォンウォンウォンという音とともに展示室が、 そして蛍光灯まで震えだす。ちょっと神がかりなのだ。観客に囲まれ パフォーマンスをしていると巫女になったみたいな荘厳な気分。

徐々に模様があらわれはじめた。1人1人模様が異なるのも不思議だが体調によっても変化する。
「スピリチュアルなものが関係しているのでしょうか」
と ある観客は自分の言葉にぞくっとしたのか腕をさすっていた。

私の場合は線が3本出る。一番単純な模様(^^; 中学生のMちゃんも終了まぎわに振動に成功。彼女は9つの点になった。 はじめて成功したパフォーマンスに泣きそうな顔をしていた。

2008年7月30日水曜日

絵ハガキ

この絵はがきを書いている場所は、高松商店街のサンマルク。 美術館ボランティアの空き時間に涼みながら書いた。

本当は釜山から出す予定だったのだが、過密スケジュールで 思った以上に時間がなく、絵はがきを買ったのは帰国日のソウルの 仁川(インチョン)空港。

売店で切手まで買って気を利かしたつもりが
「あれ~、搭乗手続きをしたあと、どこから投函するんだぁ?」とマヌケな私。
というわけで友人に出す絵はがきには 日本国の切手とにぎやかしに(?)
韓国の切手の両方を貼ったので乞うご期待。
喫茶店が暗かったのと老眼とで、文字が躍ってますが、お許しを。