2008年1月27日日曜日

『たんぽぽ』の宮本信子さんの隣で




25日、ふらりと訪れた松山市の『伊丹十三記念館』受付で 「今なら館長がカフェにおります」とスタッフから案内が。 「館長さんはどなたですか?」と夫。
「宮本信子さんです」 「え~~っ」ドキドキしながらカフェを覗くと 奥のテーブルでお客のご夫婦と歓談する、白いうりざね顔がみえる。 顔がちっちぇ~~っ!が、まず第一印象。

カフェの名前が「タンポポ」だからか出演者のスケッチ画(伊丹監督作)が 数枚壁にありハリウッドデビュー前の渡辺謙に気づいた私に 「そうそう、これはケンちゃん」と 宮本さん。 「映画の中で鳴門(かまぼこ)が頬に貼りついたシーンが印象に  残っています」 「あのシーンは37回も撮り直しをしたんですよ。  ポロリと落ちて大変でした」 すぐ隣でこんな会話ができるなんて。

サインをパンフレットにお願いしたところ、きさくに応じて下さった。 握手したその手は細い指ではあったが、しっかりした感触。 カフェのドアの外までお見送りしていただいたのには恐縮してしまった。 受付け嬢の話では館長さん(宮本さん)の来館は不定期なので 次回がいつになるかわからないとのこと。ホームページには 予告があるようだ。 キリリとした横顔に女優魂を感じたせいか 帰路、サイドミラーに映る自分の顔がやけに丸く見えた。
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※黒い壁の個性的な建物は中村好文

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