2006年6月19日月曜日

『チーム・バチスタの栄光』


開いたが最後、もう閉じることができない本とはまさにこれ。
「子供の手術はすべて成功したのに大人にのみバチスタ手術の
失敗が生じたのは何故か」
寝床で読みながら眠りについたせいか、夢の中まで犯人探しの続き。

眠りの底で掴んだのはこうだ。
「患者自身が犯人だった。桐生医師に『殺してくれ』と依頼したのだ」
何と素晴らしい謎解きだ。感動のあまりガバっと跳ね起きた。

午前中、家事は放ったらかしで続きを読む。
そこへ突然、「白鳥」なる人物が降ってくる。
田口だけでも十分魅力的だったのに、なんなんだ、
このトンがったキャラクターは!

アルマーニっぽい紺のスーツ、黄色いカラーシャツ、真紅のネクタイ。
「好意的に表現すればすてきな服の下品なきこなし」(田口の弁)

白鳥が登場するや、舞台はさらにひっかき回されおもしろさ倍増。
とにかく、読んでみて下さい。最近のミステリではピカイチ。

著者は海堂 尊(かいどう たける)勤務医。1961年生まれ。
田口と著者がダブる。

本の詳細はこちらをどうぞ
http://tkj.jp/book/book_01507901.html

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