6日土曜日。第2土曜日は美術館ボランティアの例会日。2月までギャラリートークがお休みなので、例会でとくに話し合うこともない。それじゃあ、勉強を兼ねて、よその美術館までいこうよ、と隣県岡山まで、海を渡っての遠足となった。
今回の岡美の特別展は、主に、私たちの美術館の所蔵作品で構成されているので、里子に出した子供の様子を見に行く気分。ふだんから常設展等で触れている作品ばかりなので、会場がかわるとどんな変貌をみせてくれるのかが、みんなの一致した「見どころ」。
さて、これは今回の展覧会のポスター。超有名な作家の初期の作品。写真の写り具合で動物のようにもみえるけれど、タイトルは『金色の椅子のオブジェ』。作者はあの草間彌生。布は自分で縫い、中には綿を詰め、あとで金色を塗ったと記憶している。椅子は拾ってきた椅子じゃなかったかなあ(アイマイでごめんなさい)
里子の(?)作品たちは、さらに天井の高い、ひろびろとした空間で魅力を増していた。
「きれいな美術館だと、作品も生きるね~。床もぴかぴかよ」がみんなの感想。
この日は午後2時からの秋元雄史(あきもとゆうじ)氏の講演会も聞いた。秋元氏は「日本で最も成功した現代美術館」(パンフレットより)とも言われる金沢21世紀美術館の館長だ。
講演の中で
「高松市美術館は戦後の現代美術作品を地道に収集していて、芸術関連の予算を削られつつある自治体の中で、がんばって作品を買い続けている(予算を獲得している)稀な美術館」と褒めてくれた。自分たちが思う以上に私たちの美術館は”戦後の現代アートの宝庫”であるらしいことも知りうれしかった。お礼に金沢21世紀美術館には絶対に行かなくては…。
帰りは駅地下でお土産を買うつもりが、電車の時間がギリギリでの移動だったのであきらめて飛び乗った。買えなかった白十字のワッフルがしばらくチラついた。