10月中旬、乳がんと子宮がんの集団検診を受けた。乳がんは視触診とマンモグラフィーの二つを受ける。おおよそ1ヶ月後の11月半ばに検診結果が届いた。視触診は異常なしだったがマンモが「要精密検査」。思いがけないことだったのでハガキを持ったまま郵便受けの前で立ち尽くしてしまう。
12月の初旬に市内の大きな病院に、再びマンモグラフィーとエコーで精密検査を受診に出向く。検査の順番を待つ間、隣の女性と話す。3つほど上の人だったが、昔乳腺炎を患ったとかで、今回の精密検査をがん宣告のように怖がっていた。
それでもちゃんと「小さいうちに見つかるのは幸せなことだから」と、自分の中で納得させようとしている彼女が健気だった。私のカルテをちらっと見て、「いやー、私と同じ誕生日やん」と驚きはしゃいでいる。「でも、本当は12月29日なんよ。だから干支や生年月日で占いをしてもらうときはどっちを言えばいいのか迷う」と笑う。たまたま隣に座った人が同じ誕生日だったとは奇遇だ。
さて、精密検査。技師のみ立会いの撮影で、診断結果はさらに1週間後だと言う。また行くのかと、ため息が出た。そしてきょうがその結果を知る日。
病院についたのは4時前で日がそろそろ落ちかけている。夕方に結果を聴くのは気が思いものだ。30分ほど待って呼ばれ、再度医師による視触診。上半身裸でバンザイするこのスタイルはどこか笑える。マンモとエコーの写真をみながら「特に異常は無いですね」と医師から聞いたときは心底安堵した。
210円を自動支払い機で払い、ユーミンの♪恋人はサンタクロース、の流れる待合室を出たら案の定寒い。ダウンコートの衿元までファスナーをあげながら、私と同じ誕生日の彼女の結果はどうだったろうかと思いを馳せる。
バスを待ちながら殿にメールを送信。「きょうはご馳走だね」の返信があったので、途中スーパーで太刀魚とオリーブハマチの刺身を買って帰った。ビールはプレミアムだ。